オダギリの新婚生活は“ところどころ幸せ”「たみおのしあわせ」初日
2008年7月22日 12:00

[映画.com ニュース] 俳優としても活躍する劇作家・岩松了が監督・脚本を手がけ、オダギリジョー&麻生久美子の「時効警察」コンビが再共演した「たみおのしあわせ」が、7月19日に初日を迎え、東京・銀座のシネスイッチ銀座にて、岩松監督、オダギリジョー、麻生久美子、原田芳雄、小林薫が舞台挨拶を行った。
本作は、地味でオクテな青年・民男(オダギリ)が、息子をどうしても結婚させたい父(原田)の勧めで足を運んだお見合いで理想の花嫁候補・瞳(麻生)と出会い、結婚に向かって右往左往する姿をユーモラスに描く。
これまでのイメージとは正反対の地味キャラに挑んだオダギリは、「(オタクっぽい服を)着せられて、辱められて、という中から衣装が決まりました」と苦笑。一方、岩松監督は「1回見ただけでは見落としてしまうようなところがたくさんあるので、2回、3回と見て欲しいです。例えばオダギリくんと麻生さんのキスシーンの後に、オダギリくんのメガネがすこし歪んでるとか(笑)」と意外な見どころをアピールした。
また、本作の撮影後にオダギリと麻生が私生活でもそれぞれ結婚したことから、舞台挨拶前にマスコミの取材に応じた彼らには結婚に関する質問が集中したが、「まだこれからですね」(オダギリ)、「正直なところ、まだ良く分からないです」(麻生)と両者とも口が重かった。そんな2人を横で見ていた岩松監督は「(新婚生活についての)レポートを提出してもらうことになっているので、1カ月後には分かると思う」とジョークを飛ばして場を和ませた。さらに映画のタイトルにちなんで“今、幸せですか?”と聞かれたオダギリは「ところどころ幸せで、ところどころ不幸です」と意味深なコメントを残した。最後に、映画の出来について麻生が「映画として最高傑作だと思う」と太鼓判を押した。
「たみおのしあわせ」は現在公開中。
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