「プリズン・ブレイク」の不気味な囚人“ティーバッグ”にインタビュー
2008年6月27日 12:00

[映画.com ニュース] 05年に米FOXで放送開始以来、先の読めない展開で「24」と並びドラマブームを牽引してきた人気TVシリーズ「プリズン・ブレイク」。間もなくシーズン3がDVDリリースされるにあたり、本作で両性愛者の不気味な犯罪者セオドア・“ティーバッグ”・バッグウェルを演じるロバート・ネッパーが来日し、インタビューに応じた。
シーズン1では、冤罪で死刑囚となった兄リンカーン(ドミニク・パーセル)を救うため、弟マイケル(ウェントワース・ミラー)が自ら刑務所に潜入してからのスリリングな脱走劇が描かれた。シーズン3は、弟マイケルや一緒に脱獄した“ティーバッグ”らが、パナマ政府も見放した刑務所“SONA”にぶち込まれたところからスタートする。
冷徹な“ティーバッグ”とは違って、優しい笑顔が印象的なネッパー。シーズン3で描かれる“SONA”については「殺伐とした何でもアリの無法地帯。映画『ミッドナイト・エクスプレス』のトルコ刑務所をイメージして作られたんだ。実際に撮影したのはダラスやテキサスのセットで、とにかく毎日暑くて大変だったよ。でも、食事は意外と美味しかったし、カメラが回っていない時はウェントワースたちと冗談を言ったりして楽しかったね(笑)」とのこと。
シーズン3は、米脚本家組合(WGA)ストライキの影響を受けて全13話に短縮されたが、「難しかったのは、セリフについて脚本家に相談できなかったことだ。彼らはストの間、答えることが出来なかったんだよ。すごく孤独に感じたね。でも俳優もスタッフも、もう3年も一緒に仕事をしているから、チームワークは万全だったよ」
俳優としては苦労人であり、本作の“ティーバッグ”役を掴んだことで映画「ヒットマン」に出演するなど大きく飛躍した。「プリズン・ブレイク」はすでにシーズン4の制作が決定しているが、ネッパー自身もこの人気ドラマがどのような着地点に到達するのか全く想像がつかないそうだ。「個人的には、マイケルとリンカーンが自由の身になるべきだと思う。この作品の前にHBOの『カーニバル』というドラマに出ていたんだけど、唐突に番組が終わって、それがとても残念だったんだ。だから、雑な終わり方はしてほしくないし、人気に便乗して無理に引き伸ばすこともしないでほしい。僕は“ティーバッグ”を演じることができて、とても幸運だったと思っているよ」
「プリズン・ブレイク」シーズン3は、7月2日レンタル開始。
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