あの大物をとんでもないシーンで起用!劇場版第2弾「秘密結社 鷹の爪」
2008年5月30日 12:00
[映画.com ニュース] 「秘密結社 鷹の爪」といえば、クリエイターのFROGMANが個人製作し、WEBで公開したFLASHアニメーション。それが人気を博して、史上初のFLASHアニメのTVシリーズとして放映され、昨年3月に映画「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE/総統は二度死ぬ」へとスケールアップ。同作は、ニューヨーク国際インディペンデント映画祭でベスト・アニメーション部門最優秀賞など2部門を受賞する快挙まで成し遂げた。
そんな「鷹の爪」劇場版第2弾「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II/私を愛した黒烏龍茶」を完成させたFROGMANが、2作目を手がけるにあたり意識したことは、初めて「鷹の爪」を見る人でも楽しめるということ。「前作はTVシリーズの最終回から続いていましたが、今回は初めて見る人でも分かるよう、冒頭で鷹の爪団の日常的なアホなやりとりがあったりします。自分の中では、わりと分かりやすいギャグを押していったイメージです」
バジェットゲージや告白タイムといった仕掛けも前作から踏襲し、今回はさらにリラックスタイム、1万人の声優募集、副題のネーミングライツなど新企画も続々。加えて野沢雅子(「ドラゴンボール」孫悟空)、滝口順平(「ヤッターマン」ドクロベエ)、銀河万丈(「機動戦士ガンダム」ギレン・ザビ)という、誰もが一度は声を聞いたことのある大物声優を、とんでもない方法で起用するという遊び心も。「今回は“せっかく大物声優を起用したのにこんな使い方か!”という間違え方をしたかったんです(笑)。それを突っ込んでもらいたくて」。果たしてどんな起用のされ方なのかは、本編を見てのお楽しみ。
そんなFROGMANだが、まだまだアイデアは尽きず、早くも次回作に向けて考えをめぐらせている。「映画を使ったバカなことを考えるのは楽しいです。是非とも『2』を当てて、『3』をやりたいですね。『鷹の爪』以外のキャラクターも映画にしたいし、またTVシリーズもやりたいなと思ってます」
既存のアニメ・映画のあり方をぶち壊すFROGMANと「鷹の爪」の快進撃は続く。TOHOシネマズ六本木ヒルズにて先行公開中。5月31日より全国公開。