カルトSF「バーバレラ」のリメイク版は着々と準備中!?
2008年4月14日 12:00
[映画.com ニュース] 「プラネット・テラー in グラインドハウス」の監督ロバート・ロドリゲスがその主演女優で、私生活でもフィアンセとなったローズ・マッゴーワンを主演に推していることから、スタジオ側との間に亀裂が生じて製作が難航していると噂される「バーバレラ」のリメイク版について、“争いのタネ”となっているマッゴーワンがこのほど米MTVに、撮影準備が着々と進んでいることを明かし、誹謗中傷報道への怒りをあらわにした。
マッゴーワンは、製作会社ユニバーサル・ピクチャーズが、ジェシカ・アルバやニコール・キッドマン(共に現在妊娠中)のAリスト女優の起用を求めて出資を渋っているという報道に対し、「頭にくるわ。真っ赤な嘘なんだから。製作に携わっている人々は皆、私が正式に出演契約した事実を知っているはず。悪意ある報道だわ」と憤慨。さらに「その証拠に、私はしっかりと製作状況を把握しているのよ。セットの半分はもう出来ているし、衣装だって完成している。私専用の宇宙船だって作られているんだから」と興奮気味にまくし立てた。
彼女によると、「バーバレラ」の製作上の問題は主演女優でなく、その他のキャストだという。「とてもじゃないけど、撮影は6月までに終わらないと思う。SAG(米映画俳優組合)のストライキが始まってしまったら、中断してしまうもの」と、6月に予定されているSAGストライキの影響を懸念。
同作のオリジナルは、68年にフランスのロジェ・バディム監督が当時のフィアンセ、ジェーン・フォンダを主演に撮ったSF映画。英国のポップグループ、デュラン・デュランの名前の由来になるなど、いまだにカルト的な人気を誇る。