竹野内豊、7年ぶりの主演作で「父性が芽生えた」。「あの空をおぼえてる」
2008年4月8日 12:00
[映画.com ニュース] 竹野内豊が「冷静と情熱のあいだ」(01)以来7年ぶりに主演を務める「あの空をおぼえてる」のプレミア試写会が、4月7日、東京国際フォーラム(東京・有楽町)にて行われ、竹野内と共演の水野美紀、子役の広田亮平と吉田里琴、監督の冨樫森が舞台挨拶を行った。
「あの空をおぼえてる」は、アメリカの同名児童文学(ジャネット・リー・ケアリー著/ポプラ社刊)を、舞台を日本に置き換え映画化したもので、交通事故で幼い娘を失った家族の絆と再生を描く。
ともに独身の竹野内と水野が一家の父親、母親を演じているが、「撮影現場に来ていた(子役の)2人のお母さんなど、周囲にいる母親を観察した」と役作りについて話した水野は、子役2人を見つめ、「持って帰りたいくらいかわいくて(笑)。本当の母親のような気持ちです」と幸せそうに頬を緩ませ、すっかり母親になりきれた様子。
一方の竹野内も、「自分の中のイメージで何となく分かるものがあっても、本当に自分が父親を演じることが出来るか不安だった」と撮影前の心境を告白したが、「(子役の)2人の頼りない背中を見ていると無償に守りたくなった。父性の愛が芽生えてきました」と、2人の子役の存在に父性をかきたてられ、不安だった父親役を演じきったようだ。
「あの空をおぼえてる」は4月26日公開。