「危険な情事」のグレン・クローズ主演の新TVシリーズ「ダメージ」会見
2008年3月31日 12:00

[映画.com ニュース] 「危険な情事」「運命の逆転」で有名な米ベテラン女優、グレン・クローズが初めてTVシリーズの主演を飾る「ダメージ」が、間もなく日本でも放送される。このほどPRのためにクローズが来日し、3月28日、東京・渋谷のNHK放送センターにて記者会見を行った。クローズの来日は17年ぶりとのこと。
「ダメージ」は、裁判に勝つためには手段を選ばないニューヨークのカリスマ弁護士パティ・ヒューズ(クローズ)が、巨額の賠償金がかかった訴訟事件に挑むため策略を張りめぐらすというリーガルサスペンス。
凄腕の女弁護士を演じるクローズだが、会見に現われた本人はいたって温和で、物腰も柔らかい雰囲気。これまで映画中心に活躍してきた彼女が、TV出演を決意した理由については、「脚本が最高の出来だったからです。題材が素晴らしければ、映画もTVも関係ありません」と語った。
とはいえ、TV作品は「エンディングを知らないまま演じなければいけないという点では、映画とは全く違います。映画はラストが分かっているので、脚本にない部分を自分で想像しながら練り上げることが出来ますが、ドラマで同じことをすると、後で辻褄が合わなくなってしまうかもしれません。だから、本作では私の演技に矛盾が生じないか、いつも脚本家に質問しています。でも、先を知らないということは、純粋にその瞬間のことだけを考えて演じることが出来て、とても楽しいものです」
クローズは本作で07年ゴールデン・グローブ賞の主演女優賞(TVシリーズ部門)を受賞しているが、アメリカの視聴者は「素晴らしい反応で、ある意味社会現象化しています。道で知らない女性に“ハマってます!”と声をかけられたり、レストランで男性に“あの場面は……、やっぱり言わないで!”なんて言われることもあります。ブログでも盛り上がっているようで、私も読んでみましたが、皆さんが書き込んでいた推理はどれも間違っていましたね(笑)」とコメント。
「私がかつて映画デビューしたばかりの頃、“TVに出たら映画女優としてのキャリアは終わりだ”と言われました。でも最近ケーブルTVでは上質な作品が続々登場しています。有能なクリエイターたちが自由な空気の中で制作しているのです。エミー賞もアカデミー賞も同じような顔ぶれが揃っているように、今は映画もTVも境界線がなくなっていますね」
「ダメージ」は4月2日より、NHK-BS2にて放送開始。
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