「ハリー・ポッター」著者、「自殺のことばかり考えていた」と告白
2008年3月26日 12:00
[映画.com ニュース] 「ハリー・ポッター」シリーズの著者として知られるJ・K・ローリングが、過去に自殺を考えていたことをエジンバラ大学の学生新聞に告白した。
ローリングは、「ハリー・ポッター」を執筆する前、英語教師としてポルトガルに在住していたことで知られる。ポルトガル人ジャーナリストと結婚し1女を設けたが、その後、娘を連れてイギリスに帰国し、離婚。生活保護を受けながら、後に世界的ベストセラーとなるシリーズ第1巻「ハリー・ポッターと賢者の石」を執筆したのは有名な話だ。
ローリングが同紙に語ったところによると、離婚直後の精神状態は相当ひどいもので、重度の鬱に悩まされ、自殺のことばかり考えていたという。それでも、1人娘のために治療を受ける勇気を奮い起こし、9カ月に及ぶ認知行動療法を受けて、ようやく鬱を治療できたとか。
「かなり辛い時期だったけれど、それを乗り越えることができて、とても誇りに思っているわ」と語るローリングの、現在の推定資産は5億4500万ポンド(約1000億円)と言われている。