塚地武雅・谷原章介主演の「ハンサム★スーツ」。現場会見で塚地が暴走?
2008年3月25日 12:00
[映画.com ニュース] 「SMAP×SMAP」「めちゃ2イケてるッ!」など人気バラエティ番組を数多く担当する構成作家、鈴木おさむの同名小説を原作とした、俳優・谷原章介と芸人・塚地武雅(ドランクドラゴン)のダブル主演作「ハンサム★スーツ」がクランクイン。その撮影現場を取材した。
定食屋「こころ屋」を経営する大木琢朗は、ブサイクな顔が災いして彼女いない歴33年の独身。美人のアルバイト店員、寛子(北川景子)に告白するも撃沈した彼は、ある日、着るだけでハンサムになれる不思議なスーツを手に入れる。
普段のブサイクな琢朗を塚地が、スーツを着てハンサムに変身した琢朗を谷原が演じるという2人1役で挑むラブコメディだ。
この日撮影されたのは、映画のクライマックスでもある琢朗の親友、真介(池内博之)と久恵(本上まなみ)がこころ屋で結婚式をあげるシーン。純白のスーツに身を包んだ谷原がカメラに向かって飛びっきりの笑顔を見せると、スタッフからは笑い声が。英勉(はなぶさ・つとむ)監督もシーンの仕上がりに満足気だった。
撮影後、監督、谷原、塚地、北川、謎の女を演じる森三中の大島美幸、脚本を手がけた鈴木が参加した会見では、谷原が「台本が面白かったので、その鮮度を落とさないよう、身を引き締めて演じています」と抱負を語り、北川も「ブスでも美人でもみんなコンプレックスがある。ありのままの自分を好きになれる作品」とPR。
そんな美男美女のコメントに対し、ブサイク&ブス代表の塚地&大島は暴走気味。塚地が「僕と景子ちゃんが見つめ合うシーンで、監督が『塚地さんは景子ちゃんを見てください。北川さんは塚地さんを“ご覧になってください”』って……扱いが平等じゃないですよ!」と言えば、大島も「『OK!』の言い方が北川さんと私で全然違う」と、次々に監督を“口撃”。これに大島の夫である鈴木が、「差別はやめてください」とフォローを入れるなど、終始笑いの絶えない現場だった。
「ハンサム★スーツ」は4月上旬にクランクアップ予定で、今秋公開。