レディオヘッド、環境保護のため今年のグラストンベリーには出演せず
2008年3月4日 12:00
[eiga.com 音楽ニュース] レディオヘッドは、今年のグラストンベリー・フェスティバル(6月27日~29日)に出演しない意向を明らかにした。理由は、“環境への配慮”だという。
フロントマンのトム・ヨークは先頃、気候変動を回避するための新たなキャンペーン「The Big Ask Europe」をスタートさせたばかり。そのプロモーションの一環として、2月27日にベルギーのブリュッセルに出向いた際、「グラストンベリーの会場付近は、交通のインフラが整っていないため、出演を避けた」と明言。また、「僕たちがツアーを行う条件の1つは、環境への負担を最小限に抑えるための策を講じること。まずポイントとなるのは機材で、大量の機材を2セット購入し、1セットをヨーロッパ、もう1セットを米国に置く。これで今後、機材を世界中に飛行機で輸送する必要がなくなるし、輸送が必要な際には、飛行機よりも船で輸送する。照明機材にも最新の技術を使う」と話している。
さらには「大規模な公演になると、1台の自家用車に1~2人乗りでやって来る人も多い。それこそが環境破壊につながっているんだ。僕たちに出来ることは、公共の交通機関のある場所でのみ公演を行うこと。従って、今年のグラストンベリー出演の可能性はないよ。将来的には変わるかもしれないけれど、いずれにせよ、もう俺たちを見るのもうんざりだろうしね」
なお、レデイオヘッドは今秋、来日公演がすでに決定している。