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アカデミー助演女優賞は本人もサプライズ、ティルダ・スウィントン

2008年2月26日 12:00

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クルーニーに負けない ユーモアの持ち主なようで
クルーニーに負けない ユーモアの持ち主なようで
Photo:Getty Images/AFLO

[映画.com ニュース] 第80回アカデミー賞授賞式の最大の混戦部門と言われた助演女優賞。本命不在と言われたこの部門を制したのは、トニー・ギルロイ監督・脚本作品「フィクサー」(4月12日公開)で冷酷な企業弁護士を演じたティルダ・スウィントンだった。

ロンドン生まれのスウィントンは、デレク・ジャーマン監督作をはじめ、これまで数々の型破りな役に挑戦し、俳優のキャリアを地道に築き上げてきたが、これまでオスカー候補として一度も名前が挙がることはなかった。演技を絶賛された01年の「ディープ・エンド」でも候補入りを逃している。

歓喜の表情で壇上に登ったスウィントンは、オスカー像をながめながら「この人、私をアメリカに連れてきてくれたエージェントに顔がそっくりなの。顔の形と、それにお尻の形も(笑)」とジョークを飛ばし、会場を沸かせた。

さらに、トニー・ギルロイ監督やプロデューサー陣に感謝の意を述べた後、共演したジョージ・クルーニーに向かって「『バットマン&ロビン』で来る日も来る日もバット・スーツを着ていた頃からすると、あなたはよく成長したわね」と“労いの言葉”をかけ、会場の笑いを誘った。

バックステージで受賞の感想の聞かれたスウィントンは、「まさに、逆『ズーランダー』状態だったわ。誰か他の人の名前を聞いたような気がして、そして突然ゆっくり自分の名前が聞こえたの」と答えた。受賞は本人も相当意外だったらしく、「何となくルビー・ディーが獲ると思っていた。ぶっちゃけて言うと、自分以外の誰かだと思ってたわ」と正直に語った。

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