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浅野忠信「アメリカ人祖父に感謝」。「モンゴル」が4月に日本公開決定

2008年2月12日 12:00

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今度は演技部門でぜひ!
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[映画.com ニュース] 第80回アカデミー外国語映画賞ノミネートで話題となっている、浅野忠信主演作「モンゴル」が4月5日より日本公開されることが正式決定した(ティ・ジョイと東映の共同配給)。これを受けて、主演の浅野忠信が2月8日、東京・赤坂のグランドプリンスホテル赤坂で記者会見に臨んだ。

モンゴルの英雄チンギス・ハーンがモンゴルの草原の全ての武族を統一し皇帝となるまでを描く本作は、「コーカサスの虜」のロシア人監督セルゲイ・ボドロフの監督、脚本、撮影によるドイツ・ロシア・カザフスタン・モンゴル合作の歴史大作。主演の浅野は全編モンゴル語のセリフに挑戦している。

全くの想定外だったというアカデミー賞ノミネートについて、浅野は「すごくビックリしたし、本当にうれしかった」と素直に喜びを表現。その吉報が日本公開実現を後押ししたことについても、「周りからずっと『いつ(映画が)見られるの?』と言われ続けていたので、これでようやく胸を張ってみんなに見てもらえる」と満足そうに答えた。

これまでもカンヌやベネチアをはじめとする世界の国際映画祭に参加している浅野だが、“米アカデミー賞”は格別な存在だという。「僕の母方の祖父がアメリカ人ということもあり、自分とアメリカには深い関わりがあると感じる。アカデミー賞という場所で、少しでも注目してもらえれば嬉しい。勝手ながら祖父には感謝している」と感慨深げに話していた。

日本時間の2月25日(米時間24日夜)にロサンゼルスで行われるアカデミー賞授賞式に出席するかどうかは現在も検討中とのことだが、祖父の国の栄えあるアカデミー賞授賞式への出席は夢でもあり、「妻(歌手のChara)と一緒にレッドカーペットを歩きたい」と意欲を語った。

「これからも積極的に海外作品に参加したい」と今後の展望を語る浅野は、それでもなお、日本映画と外国映画の比重をどちらに置くのか問われると、「もちろん日本映画です。日本映画の力になりたいと思っている。そのためにも海外でいろんなことを経験して日本映画に活かしたい」と、今後も日本映画の牽引者となることを頼もしく宣言した。

モンゴル」は4月5日より全国公開。

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