ジョン・ラセターも関わったディズニー・アニメ最新作「ルイスと未来泥棒」
2007年12月19日 12:00

[映画.com ニュース] ウォルト・ディズニーが初の長編アニメーション「白雪姫」を完成させ、全米公開したのが1937年12月21日。それからちょうど70年目の節目に当たる今年の12月22日、ディズニー・アニメの最新作「ルイスと未来泥棒」が日本公開される。本作は、発明好きな孤児の少年ルイスがタイムマシンで未来世界を訪れ、数々の困難を越えて自身の“家族”を見つけるまでを描いた物語。ディズニー・アニメ史上初の“未来”を描いた作品であり、ピクサーのジョン・ラセターが、ディズニーのクリエイティブ部門を統括するチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)に就いてから、初めての長編アニメだ。
本作のプロデューサーを務めるドロシー・マッキムに話を聞くと、ラセターがCCOとして製作総指揮を執ったことで「作品にも良い影響が出た」と語ってくれた。「ジョンは私たちに、映画製作に対する大変な情熱や知識をもたらしてくれました。映画製作を本当に知る人がディズニー・アニメのトップの座に就いたのは、実はウォルト・ディズニー以来なんです」
ラセターは製作が進んでいた本作についても、さまざまなアイデアや意見を提供。「エンディングも当初のものから変更になりましたが、とてもエモーショナルで、素晴らしいエンディングになったと思います」
本作には「夢を見ることで、それは実現できる」「常に前を向いて進もう」というメッセージが込められているが、ドロシーは、それこそが「ウォルト・ディズニーの精神」であり「私たちの原点」と語る。
「ウォルト・ディズニーは、常に子供の視線で未来を思い描いていました。本作はまさに子供の目線で未来を描いていますし、主人公ルイスは“未来を作る”という点で、ウォルト・ディズニーにも共通してます。昨今、さまざまなアニメーションが生み出されていますが、私たちが他スタジオの作品との違いを出すために必要なことは、(ウォルトの)“原点を忘れるな”ということなのです」
かつての黄金期に比べ、ここ数年は低迷している感は否めないディズニー・アニメだが、「彼こそが現代のウォルト・ディズニー」とドロシーが評するジョン・ラセター指揮の下、再び黄金期を築くことができるか。「ルイスと未来泥棒」が、その新たな出発点となるか注目だ。

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント