実写でもいける?アニメ「ピアノの森」豪華キャストが舞台挨拶
2007年7月23日 12:00
[映画.com ニュース] 一色まこと原作の同名人気コミックをアニメ化した「ピアノの森」が7月21日、全国で封切られ、東京・有楽町の丸の内プラゼールで初日舞台挨拶が行われた。会場には小島正幸監督以下、声優を務めた上戸彩、神木隆之介、福田麻由子、池脇千鶴、宮迫博之(雨上がり決死隊)が、それぞれの役柄に扮したコスプレ衣装で登場した。
原作は現在も週刊モーニング(講談社)に連載中で完結していないが、今回映像化されたのは、ピアニストを目指す少年・雨宮修平が、引越した田舎町で、天才的な音楽の才能を持つ少年・海と出会い、海だけが弾くことが出来る森のピアノの音色に魅せられて互いに成長しながらピアノコンクールを目指すという序盤の部分。修平役の神木は声変わりをしたばかりで、「今回、自分の声を聞いてみて、改めて低くなったと感じました。その声を皆さんが聞いてピッタリと思ってくれたら嬉しい」とコメント。海を演じた上戸は「今回はセリフも頭に入るほど何度も繰り返し映像を観たので、余裕を持って声を入れることが出来た」と楽しんでアフレコを行った様子を語り、「皆さんの心に残るような映画になったらいいなと思います」と結んだ。小島監督は「このまま実写でもいけるんじゃないか」と、想像通りのキャスティングに満足な様子を見せた。
また、会場には劇中で登場するモーツァルト亡霊に扮装したネズミ“モーチュアルト”の着ぐるみも登場。観客達も配布されたお面をかぶってお化けのモーツァルトに扮し、キャストたちと一体になって会場を盛り上げた。「ピアノの森」は現在公開中。