音楽業界に波紋!プリンスの新アルバムが英新聞の付録に
2007年7月5日 12:00
[eiga.com 音楽ニュース] 6月7日に49歳の誕生日を迎えたプリンスの新アルバム「プラネット・アース」(日本発売7月25日)が物議を醸している。
なぜなら、イギリスの日曜紙メール・オン・サンデーの“付録”として、10曲収録された同アルバムが7月15日に無料配布されることが決定したからだ。さらに、8月からスタートするプリンスの全英ツアー公演チケットにも、同アルバムは“オマケ”として付いてくる。
これに対し、音楽業界からは「これまでプリンスのアルバムを販売してきた音楽ストアに対する侮辱だ」と強い反発の声が上がり、プリンスの所属レーベルであるソニーBMGは、7月24日に発売予定だったイギリスでのプリンスの新アルバム販売を打ち切ることを表明。しかし、メール・オン・サンデー紙取締役は「音楽業界は古い時代のやり方のまま、ビジネスを発展させるための熱心な努力を怠っている。我々は少しでも多くの人にプリンスの音楽を届けたいだけだ」と、新聞業界のプロモーションとしては革新的と言われる今回の新たな試みに意欲を見せている。