自殺ドキュメンタリー映画「ブリッジ」その製作意図は?
2007年6月15日 12:00

[映画.com ニュース] 世界有数の自殺スポットの1つとして知られるサンフランシスコのゴールデンゲート・ブリッジ。そこにビデオカメラを置いて自殺者の様子を撮り続けたドキュメンタリー映画「ブリッジ」。同作の日本公開を控え来日したエリック・スティール監督に話を聞いた。
スティール監督は、マーティン・スコセッシ監督の「救命士」やアラン・パーカー監督の「アンジェラの灰」などのフィクション作品のプロデューサーとしても活躍する映画人だが、今回はドキュメンタリーにこだわった。「フィクションの映画を作るとなると、とにかく人手がかかる。その点、今回のようなプロジェクトの場合、全部1人で出来る。だから取り掛かったんだよ。それに、どんなことも真実と比べることは出来ない。その真実そのものをとらえようとしたんだ」
年間3万人以上の自殺者を抱える日本に対し、アメリカでは自殺はいまだにタブーであり、自殺そのものを恥じる傾向にある。だが、タブーであり、羞恥心があるからこそ、自殺についてオープンに話し合う場を設けられれば、と本作にチャレンジした監督だが、本作を作ったことで、逆に感化された観客が自殺を試みる可能性もあったという。「もちろん、その可能性はリアルだ。だが、このストーリーを伝えるか、無視するか、という二者択一を迫られれば、やはり伝える方を選ぶわけで、あのままではあの橋での自殺者は増える一方だったと思うし、この映画を作ることでゴールデンゲート・ブリッジ管理局の自殺対策の考え方が変わったことを考えると、作った価値はあると思う」と話し、オープンに伝えることの重要さを説いた。
多くの物議を醸した本作について監督は「これは今まで見た映画体験とは全く異なる体験になるだろうけど、決して忘れられない映画体験になると思う」とPRした。
「ブリッジ」は6月16日よりロードショー。
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