リュック・ベッソン来日、監督引退宣言に心変わりなし!
2007年6月15日 12:00
[映画.com ニュース] 実写と3Dアニメーションを融合させたファンタジー・アドベンチャー「アーサーとミニモイの不思議な国」のプロモーションのためにリュック・ベッソン監督が来日。6月14日、東京・六本木のグランドハイアット東京で記者会見を行った。
冒険に憧れる少年アーサーは、ある日、屋根裏で祖父の残した宝の地図を発見する。体長2ミリのミニモイ族が住む国にあるという宝を手に入れ、貧しい家族を救おうと旅に出るアーサーだが……。本作は、ベッソン監督初のアニメ映画であり、声優としてマドンナやデビッド・ボウイ、スヌープ・ドッグらの出演が話題の作品。かねてから「10本撮ったら監督業を辞める」と公言してきたベッソン監督にとって、本作は長編作品10作目。しかし、今回はシリーズ3部作の第1弾と銘打っており、「3週間後には次回作の製作にも取りかかる」とのことから、しばらくはベッソン監督作品を楽しむことが出来そうだ。とはいえ、今後については「心変わり? 今も気持ちは変わらないよ」と、改めて本シリーズの完結をもって監督を引退する意向であることを明らかにした。
なお、会場にはダンサーの少女たちが記者として来場しており、その姿を目ざとく見つけたベッソン監督は「映画に出てくるミニモイの女の子たちにそっくりだよ!」と、司会者を制して質問者として指名。すっかり気に入った様子で、「ダンスシーンはないけど写真を送って。次回作にミニモイとして出演出来るようになんとかするよ」と約束し、最後には一緒に壇上で記念撮影を行うなど、驚きの展開となった。
「アーサーとミニモイの不思議な国」は9月より全国拡大ロードショー。