同性愛者を侮辱、「グレイズ・アナトミー」のキャストがクビに!
2007年6月13日 12:00
ワシントン州シアトルにある大病院の外科病棟を舞台に、若きインターン医師たちの奮闘とロマンスを描いた人気ドラマ「グレイズ・アナトミー/恋の解剖学」で、外科医ブレストン・バークを演じていたイザイア・ワシントンが、ついにクビを言い渡された。
アメリカではシーズン3の放送が終了したばかりだが、同ドラマを放送するABCはワシントンとの契約を延長しないことを取り決めた。ワシントンは昨年、同ドラマの撮影中に共演者でインターンのジョージ・オマリー役を演じるT・R・ナイトが同性愛者であることを侮辱。事態は乱闘騒ぎに発展し、外科医デレク・シェパード役のパトリック・デンプシーをはじめとする共演者や、米TV業界から集中砲火を受けた。その後、ワシントンは謝罪の意を表明していたが、信頼を回復するまでには至らなかった。「トゥルー・クライム」の死刑囚役ではクリント・イーストウッド演じる新聞記者にすんでのところで助けられたが、今回ばかりは映画のように救いの手は現れなかったようだ。
同ドラマは、第64回ゴールデン・グローブ賞TVシリーズ作品賞(ドラマ部門)を受賞したほか、キャストらが米エンターテインメント・ウィークリー誌「2006年のエンターテイナー」第1位に選ばれた話題作。日本では7月18日よりシーズン1のDVDがレンタル開始される。