米映画協会、ついに喫煙シーンをレイティングの対象に!
2007年5月11日 12:00
アメリカ映画協会は5月10日、これまで以上にタバコの喫煙シーンが、レイティングを決定づける大きな要素になると発表した。しかし、批評家たちはティーンたちに喫煙の習慣化を思いとどまらせるには、これは十分な手段ではないと反論している。
現在もアメリカ映画協会は、未成年者の喫煙シーンを好ましくないものとして厳しいレイティングの対象にしていたが、これからは大人の喫煙も同様に扱われる。さらに喫煙シーンに、セックス描写や暴力描写、下品な言葉が加われば加わるほど、“PG-13”から“R”“NC-17”とレイティングは厳しくなるという。また過去の映画においては喫煙シーンは当たり前に登場してきたが、これからは物語の文脈上魅力的にタバコを吸う必要があるのかが十二分に吟味される。
ハリウッド映画のタバコが魅惑的に見えるのは、17歳以下の若い人に見せないため“R”にレイティングするから、若者には余計にカッコよく見えると指摘する批評家もいる。04年7月から06年7月へ移り変わる間、“G”“PG”“PG-13”の軽いレイティングが付いた喫煙シーンがある映画は全体の60%から52%へ減少傾向にあるそうだ。それらの映画の4分の3は、今後のレイティングでは“R”のレッテルを貼られる模様だ。
例外もあって、例えば「グッドナイト&グッドラック」(05)のエド・マローのチェーンスモークは、“マネしてみたくなる吸い方”だが、今日のレイティングでは(未成年に悪影響を与える)“PG-13”ではなく、ギリギリ“PG”に踏みとどまるらしい。というのも、物語の舞台が50年代で、時代考証に則った正しい描写であるのがその理由だ。
「麗しのサブリナ」(54)では魅力的だった喫煙シーンが、リメイク版「サブリナ」(95)からすっかり消えているように、映画からタバコの描写がなくなっているのも事実。ハンフリー・ボガートやジャン=ポール・ベルモンドのように、カッコよくタバコを吸う映画スターは今後生まれないかもしれない。
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