ズウィック監督「ブラッド・ダイヤモンド」会見で「レオは3番目!」
2007年4月6日 12:00
「グローリー」「ラスト・サムライ」のエドワード・ズウィック監督が、アフリカ・シエラレオネの“紛争ダイヤモンド”を巡る争いに巻き込まれた3人の男女の戦いをリアルに描いたアクション・ドラマ「ブラッド・ダイヤモンド」。同作の公開を直前に控え、ズウィック監督、レオナルド・ディカプリオとともに主演を果たしたアフリカ出身のジャイモン・フンスーとオスカー女優ジェニファー・コネリーが来日。4月4日、東京・六本木のグランドハイアット東京で来日記者会見を行った。
「ブラッド・ダイヤモンド」は先の第79回アカデミー賞で主演男優賞にレオ、助演男優賞にジャイモンという2つの演技賞を含む5部門でノミネートされた力作。アフリカ出身で今回アフリカの英雄を演じたジャイモンは、「紛争ダイヤの存在は以前から知っていたが、この映画のおかげでさらに知識を深めることができた。大人が誘拐され、強制労働させられ、子供たちが兵士となる現実。そんな問題を上手く物語に取り入れて映画を作ってくれたエド(ワード)・ズウィック監督に感謝したい」と賛辞を送った。一方、紛争ダイヤ問題を追いかける女性ジャーナリストに扮したジェニファーも、「この映画に出演したことでより賢く、良心的な消費者になりたいと思ったわ。これからコンフリクト・フリー(紛争ダイヤではないという認証)のついたものを購入するように心がけるつもりよ」とコメント。
ジャイモンとジェニファーをキャストしたズウィック監督は2人について、「この2人がハリウッドで最高の俳優たちで、レオは3番目です(笑)。今回、ジャイモンは個人的なストーリーの中心を担っていたが、彼の素晴らしい演技によって、この映画がアフリカだけではなく世界中どこでも通用するような普遍性を持つことができたと思う。また、今まで映画に出てきた女性ジャーナリストは格好だけで、その精神やエネルギーが表現されていることがなかったが、ジェニファーは違った。彼女はしっかり宿題をやって(現場に)来ていた」と絶賛。そして、地球温暖化を題材にしたドキュメンタリーを製作中のために来日できなかったレオについても、「どんなマジックやトリックを使ったかわからないけど、この映画には今まで誰も見たことのないまったく新しいレオがいる。改めて彼の役者としての偉大さを感じた」と褒め称えた。「ブラッド・ダイヤモンド」は4月7日より、全国ロードショー。