ジェームズ・キャメロン監督、新作での「予算厳守」を宣言
2007年1月23日 12:00
「タイタニック」以来の新作「Avatar」に着手することになったジェームズ・キャメロン監督が、予算内で映画を完成させると宣言した。SF超大作「Avatar」は、キャメロン監督が10年以上前から温めている企画で、遠い惑星に送られた元海兵隊員がその惑星で繰り広げられる戦争に巻き込まれていくという物語。パフォーマンス・キャプチャーやバーチャルカメラなど、キャメロン監督が長年に渡って研究開発してきた映像技術を詰め込んだ作品になると見られている。
キャメロン監督といえば、「タイタニック」の度重なる予算超過や完成の遅れによる公開延期などで知られているが、「Avatar」は公開スケジュールだけでなく、1億9500万ドル(約236億円)という予算もきっちり守って製作するつもりだという。米エンターテインメント・ウィークリー誌のインタビューに答えたキャメロン監督は、自身がクリエイターを務めたTVシリーズ「ダーク・エンジェル」や海洋ドキュメンタリーなど、過去6年間に手がけた企画はすべて予算内で仕上げているとコメント。「Avatar」に関しても、05年の夏から準備を進めているので「タイタニック」の二の舞にはならないと自信たっぷりに語っている。