「どの監督よりも上手く撮れる」陣内孝則、2度目の監督に自信
2006年12月22日 12:00
俳優・陣内孝則が、03年公開の自伝的作品「ロッカーズ」以来、2度目のメガホンを取ることが決定し、12月21日、配給の東宝から発表された。タイトルは「スマイル/聖夜の奇跡」で、弱小少年アイスホッケーチームをめぐる青春物語。来年1月のクランクインを前に、東京・高田馬場のシチズンアイススケートリンクで練習をする子役たちを熱心に見つめていた陣内に話を聞いた。
そもそも実の息子が小学生の時にホッケーチームに入団したのがきっかけで、アイスホッケーの魅力にハマったという陣内は、「スピード感があり、一瞬のうちに『そんなバカな』と思うような奇跡も起きる。こんなに面白いスポーツはないと思ってます」と語った。そして、息子の試合に付き添って全国を回っているうちにふと浮かんだアイデアを、8年前にフジテレビの大多亮プロデューサーに話したことから企画が動き始めたのだという。
では、今回の映画で陣内が描きたいのはどんな物語なのだろう。「最初は『小さな恋のメロディ』のような映画を作ろうと思っていたんですが、やはり大人の男と女が主軸に描かれるストーリーが欲しくなったので、ホッケーを知らない監督が日本一のチームを作るストーリーを思い立ちました。そんな時、偶然、似たような経験のある監督の感動的な実話にめぐりあったので、それをベースに脚本を書きました」
最後に、2度目の映画監督に挑む意気込みを聞いてみると「僕はホッケー経験者ではないけれど、沢山の試合を観てきた僕だからこそ面白さが伝えられるだろうし、日本のどの監督よりも僕が監督した方が上手くいくと思っています」と熱く語った。「スマイル/聖夜の奇跡」は、森山未來、加藤ローサ主演で、07年冬公開。