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やんちゃ坊主の姿に涙。「花田少年史」水田伸生監督

2006年8月11日 12:00

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※06年7月11日より、「ニュース&噂」は毎週火曜日・金曜日の週2回更新となりました

やんちゃ坊主の姿に涙。「花田少年史」水田伸生監督

疲れた心を浄化 「花田少年史」水田伸生監督
疲れた心を浄化 「花田少年史」水田伸生監督
家族の絆と温もりを描く一色まことの人気コミック「花田少年史」。今回、この作品を実写映画化した水田伸生監督に話を聞いた。
小さな港町に住むわんぱく少年、花田一路は交通事故に遭って以来、幽霊と会話できる能力を得る。一路は幽霊たちにペースを乱されつつも、彼らが地上に残した愛する者への思いを知り、家族の温かさや人の尊さに目覚めてゆく。原作のファンだったという水田監督は、「日々目先の仕事に追われ、夜は飲んだくれ、妻に叱られ、二日酔いの頭を抱える朝に、一人『花田少年史』を読み涙を流す(笑)。そうすると心洗われ、まだ俺も大丈夫かなって頑張る気になるんですね」とコメント。
一路を演ずる子役・須賀健太の快活さが本作の大きな魅力となっているが、彼の起用について「健太のドラマを見て、とてつもなく上手い子だと思っていたんですね。これまでの彼の役柄からナイーブなイメージがありましたが、実際の健太はやんちゃで一路そのもの。ただ、健太は一路より賢い子です(笑)」と語る。
ロケ地となった広島県竹原市の忠海地区は、広島出身の水田監督が一目ぼれした場所。海と山のコントラストが美しい田舎町であり、多くの地元住民がエキストラとして参加している。「風体の怪しい僕ら撮影隊に、子供も年配の方も気さくに声をかけてくれました。いかに皆がその土地を愛しているか伝わってきましたね」。人はみな親から生まれ、親になる、その連鎖で生きている。誰もが映画の中にある熱を共有できる作品だと水田監督は語った。
「花田少年史」は8月19日より公開。

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