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新作を語るテリー・ギリアム、心はいまだ子供のまま?

2006年7月4日 12:00

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60代半ばにして子供心を忘れないギリアム監督
60代半ばにして子供心を忘れないギリアム監督
昨年、7年ぶりの監督作となる「ブラザーズ・グリム」を送り出したテリー・ギリアム監督の最新作が、早くも登場した。アメリカでカルト的人気を誇る小説を映画化した「ローズ・イン・タイドランド」がそれだ。
映画は、両親を亡くしてひとり取り残された主人公の少女ジェライザ=ローズが、自身のもつ想像力でたくましく生き延びていく様子を描き、“ギリアム版「不思議の国のアリス」”と呼ばれる現代のファンタジー。「ブラザーズ・グリム」がスター俳優を起用した、いわゆる大規模な“ハリウッド映画”だったのに対し、本作は少ない予算と短い製作期間で撮られた小規模作品だが、画面から溢れる想像力の奔流は、真の意味でギリアムの健在ぶりをアピールするものとなった。「大きな予算が肩にかかっているという責任を感じず、いろんなことが試せる楽しい環境だったね」
そうした自由な環境の中で溢れ出す監督のイマジネーションを、見事に受け止めてみせたのが、ジェライザ=ローズ役のジョデル・フェルランド。監督は「彼女には驚かされてばかりだ」と言う。「他の子役はいかにも映画やTVを観すぎた感じの機械的な反応が多かったけど、彼女の反応はリアルだった。僕の言ったことも即座にかたちにすることができた」
そんな監督の想像力とジョデルの演技によって、少女の空想の世界を映像化した本作。監督自身はどんな子供時代だったのかと尋ねると「いろんなおとぎ話が好きな子供だった」と言う。「お城とか騎士とかドラゴンとか、そうしたものを想像して遊んでる子供だった。山や森に囲まれた田舎育ちで、そうしたものが身近に感じられたし、TVもなくラジオを聴いて育ったから、視覚的な想像力が養われたんだと思うよ」と少年時代を振り返る監督は、最後にこうつけ加えた。
「ただ、今も子供のときと同じように遊んでいるだけだよ。それでギャラをもらっているんだけどね(笑)」
ローズ・イン・タイドランド」は、7月8日より公開。

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