角川節が炸裂！「蒼き狼」には横綱・朝青龍も出演決定

モンゴル統一の偉業を成した英雄チンギス・ハーン。建国800年を記念する今年、彼の波乱に満ちた生涯が日本とモンゴルの合作により映画化される。オール・モンゴルロケ、総製作費30億円にも上る一大プロジェクト「蒼き狼／地果て海尽きるまで」のキャスト発表会見が、5月9日、東京・新宿のパークハイアット東京にて行われた。

登壇したキャストは主役チンギス・ハーンを演じる反町隆史ほか、若村麻由美、菊川怜、Ara、袴田吉彦、松山ケンイチ、津川雅彦、松方弘樹、平山祐介。また、製作の角川春樹、千葉龍平も会場に駆けつけた。6月1日のクランクインを目前に控えた反町は「『男たちの大和／YAMATO』でお世話になった角川さんにまた声をかけていただいて光栄。人間味溢れるチンギスを演じたい」と抱負を語った。

津川は「大ヒットした『天と地と』以来、久々の角川作品。津川を出せば当たる！と思っているのだろう（笑）。角川さんらしいド肝を抜く作品になるはず」とコメント。松方は「角川映画と言えば27年前、アメリカロケに40日間参加したが出番は4日間だけだった。今回もかなりスケジュールを押さえられるだろうね（笑）」と会場を沸かせた。

モンゴル出身の横綱・朝青龍と親交のある角川は、ケガが心配される横綱の出演の可能性について問われると「ケガ？　知らないよ。彼を馬に乗せるのは重くて馬が可哀相だけど、本人が希望しているから出す！」とのこと。

モンゴルでは5月27日に「天と地と」のプレミア試写会が予定されているとのことで、この作品をきっかけに日本とモンゴルのさらなる文化交流も期待される。