ブルース・ウェーバー「トゥルーへの手紙」を語る
2005年9月20日 12:00

80年代、カルヴァン・クラインやラルフ・ローレンなどの広告写真で、一躍時代の寵児となり、その後「Broken Noses」「レッツ・ゲット・ロスト」などのドキュメンタリー映画の製作も手がけている写真家兼映画作家のブルース・ウェーバーが新作ドキュメンタリー「トゥルーへの手紙」のPRのため来日。9月15日、青山旧紀ノ国屋跡地の特設ミュージアムにて記者会見を開いた。
「トゥルーへの手紙」は、グラウンドゼロから数ブロック離れたところにオフィスを構えるブルース・ウェーバーが、01年9月11日のテロを通じて感じたことを、愛犬のトゥルーに宛てて手紙を書き、それを朗読するというスタイルで綴られた映像詩とでもいうべき長編ドキュメンタリー。アメリカの理想と美しさを切り取ることを得意とするブルース・ウェーバーだが、現実に対して絶望することはないのか?と聞かれ、「現在、アメリカで『真実』を探すのはとても難しいことですが、(真実を探すことは)とても大事なことです。その真実を探すために、かつては聞こえてこなかった声、見えなかったヒーローたちに耳を傾け、目を向ける必要があるように思います」と真摯に語った。
「トゥルーへの手紙」は10月1日より、シネマライズ他にて公開され、映画の公開に合わせて「The True Store and Gallery」がオープン。10月30日(日)まで、青山旧紀ノ国屋跡地特設ミュージアムにて開催されている。
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