ペネロペ主演作「サハラ」、原作者に訴えられる
2005年4月19日 12:00

先週、全米ボックスオフィスで初登場1位に輝いた「サハラ/死の砂漠を脱出せよ」の原作者クライブ・カッスラーが、映画を製作したクルセイダー・エンターテインメントを訴えている。
カッスラーといえば、「スターバック号を奪回せよ」「タイタニックを引き揚げろ」など、国立海洋機関の特殊任務責任者ダーク・ピットを主人公とする人気シリーズのベストセラー作家。映画「サハラ/死の砂漠を脱出せよ」は、ダーク・ピットを主人公とする「死のサハラを脱出せよ!」(新潮文庫)を原作としているのだが、カッスラーの主張によると、クルセイダー・エンターテインメントは原作者に無許可で映画のストーリーを15カ所も変更しているという。しかも、映画は製作費1億3000万ドル(約140億円)もかけた超大作でありながら、公開1週目でわずか1810万ドル(約19億5千万円)しか回収できていないことから、カッスラーのダーク・ピット・シリーズへのダメージも甚大と主張、1000万ドル(約11億円)の損害賠償を求めている。
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