日米アニメの強力コラボ。ジブリ美術館で「ピクサー展」開催
2004年5月25日 12:00

「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」など、百発百中でヒット作を生み出し続けるアニメーションスタジオ、ピクサーの魅力を探る「ピクサー展」が、三鷹の森ジブリ美術館で開催されている。去る21日には、同美術館館長の宮崎吾朗氏や、特別上映される短編「バウンディン」のバド・ラッキー監督、ピクサー社展示担当のミッシェル・スペイン氏らによる記者会見と、プレス向けの内覧会が行われた。
宮崎館長は会見で「彼らの素晴らしい3DCGの作品も、プリプロダクションの段階では手描きのアートが存在し、そこに魅力の源泉がある。今回はCG部分を除き、あえて手描き部分のみに焦点をあてた」と展示会の趣旨を説明。展示会場には、これまでのピクサーの歴史や主要スタッフの紹介とともに、ストーリー・ボードやコンセプト・アート、デザイン画、キャラクターの粘土模型ほか、貴重な“手作り”の資料が1000点近く展示されており、今年の12月に公開となる最新作「Mr.インクレディブル」からの展示もある。また、映像展示室「土星座」では、本年度アカデミー賞の短編アニメーション部門にノミネートされた「バウンディン」ほか、ピクサーの短編が順次上映される。「ピクサー展」は05年5月までの開催予定。

「バウンディン」
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