スピルバーグの次回作は、ミュンヘン五輪のテロ事件
2004年4月27日 12:00
トム・ハンクス主演の「ターミナル」を撮り終えたスピルバーグ監督の、次回作が明らかになった。その映画は、72年のミュンヘン・オリンピックで起こったテロ事件をテーマにしたもので、6月のクランクインに向けてヨーロッパでのロケハンを開始しているという。主演候補としてベン・キングスレーの名が挙がっているが、役柄については不明だ。
このミュンヘン・オリンピック事件は、パレスチナの過激派がイスラエルの選手を人質に選手村に立てこもり、当時の西ドイツ警察による救出作戦が失敗した結果、人質11名が殺害されてしまった事件。同作のタイトルは未定で、脚本は「フォレスト・ガンプ」「インサイダー」のエリック・ロスが執筆する。スピルバーグはこの作品を完成させたあと、19世紀の人気女優を描く「ザ・ライバルズ」、そしてトム・クルーズと再びタッグを組む「宇宙戦争」のリメイクに取りかかるようだ。