メルギブ監督の問題作「パッション」で観客がショック死
2004年3月2日 12:00
公開5日間で1億2500万ドルを稼ぎ出し、全米ボックスオフィスを爆走中のメル・ギブソン監督作品「パッション」だが、そのあまりにも激しい暴力描写に、観客がショック死してしまった。亡くなったのは、カンザス州に住む50代の女性。その女性が心臓発作で倒れたのは、映画のクライマックス、拷問を受けて血まみれになったキリストが十字架にはりつけにされるシーンだという。女性は直ちに病院に運ばれたが、間もなく息を引き取った。女性が亡くなったのは公開初日の2月25日だが、これによって客足が落ちるようなことはなく、むしろその後の動員は増加している。以前もお伝えした通り、本作については、公開以前から、宗教的解釈の違いや過激な描写に関して大論争が巻き起こっていた。
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