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アカデミー賞審査用ビデオが次々とネットに流出

2004年1月20日 12:00

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アカデミー賞を審査するために、スタジオが批評家向けに配布したビデオやDVDの映像が、インターネット上に次々と流出している。これを受けてアカデミー賞を主催する米映画芸術科学アカデミーは12日、調査を開始したことを発表した。審査用ビデオやDVDの配布については、海賊版販売やネットへの流出といった著作権侵害を防ぐため、米映画協会(MPAA)によって一時は禁止されたものの、上映館数が少ないインディペンデント系映画や意欲的な作品の芽を摘み取ってしまうとして多くの業界関係者が反対。結局、アカデミー会員に限って配布が許可されたという経緯がある。
今回流出が発覚したのは、「ラスト・サムライ」「コールド・マウンテン」「サムシング・ガッタ・ギブ」の3作品。すべてのビデオには個別識別信号などが組み込まれているため、流出ビデオの持ち主は特定されたが、「コールド・マウンテン」のビデオの受取人だったある人物は、「スタジオからビデオが送られる前に誰かがコピーを作ったに違いない」と容疑を否定。また「サムシング・ガッタ・ギブ」のビデオの持ち主と判明したある俳優は、広報担当者を通じて「とても困惑している」と否定とも肯定ともとれないコメントを発表している。こうした著作権侵害行為が、毎年35億ドル(約3780億円)もの損失を引き起こしていると言われており、この事件によって、再び審査用ビデオ配布禁止論争が勃発することは間違いなさそうだ。

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