カリフォルニア州知事選、シュワ圧勝でついに知事に!
2003年10月14日 12:00

世界がその成り行きを見守った、米・カリフォルニア州知事選挙戦は、現地時間の10月7日に投票が行われ、即日開票の結果、デービス現知事のリコール成立とともに、アーノルド・シュワルツェネッガーが当選を果たした。
現職州知事のリコールが成立したのは、1921年のノースダコタ州に続き全米史上2度目。そして、66年のカリフォルニア州でレーガン元大統領が同州知事に当選したのに続き、ハリウッド出身の俳優が州知事になったのも2度目となる。シュワは最終的におよそ50%の得票率を獲得、最大のライバルと評され、2位となったブスタマンテ副知事にも100万票の差をつけて他を圧倒。セクハラ問題やヒトラー礼賛疑惑など、過去のスキャンダルが次々と明るみになったが、それらのマイナス要因をものともしない圧勝となった。同日の夜、シュワは「私は何も持たずにこの国に渡ってきたが、カリフォルニアは私に全てを与えてくれた。この信頼に応え、失望はさせない」と勝利宣言、翌日の記者会見では「今後は映画の仕事をせず、知事の仕事に専念したい」と、映画界からの引退発言も出た。11月に就任式が行われ、正式に知事の座に就く。アメリカ最大の人口を誇るカリフォルニア州のトップに上りつめたシュワ。今後の動向に注目が集まる。
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