シュワ、高支持率&党公認で知事選優位に?
2003年9月30日 12:00

9月28日に、米有力紙USAトゥデーとコンサルティング機関のギャラップ社、CNNテレビが共同で行った、カリフォルニア州知事選挙を巡る世論調査の結果が発表された。これによると、シュワルツェネッガーが40%の支持率を獲得し、他の候補を大きく引き離してトップに、これまでに行われてきた各種世論調査の結果で、多くの支持を得てリードしてきた民主党のブスタマンテ副知事は25%で2位に後退した。3位にはシュワと同じく共和党のトム・マックリントック上院議員がつけた。
また、これが追い風となったか、カリフォルニア州の共和党本部は29日、「共和党支持者を団結させ、民主党、無所属の有権者にも支持層を拡大できる」として、シュワを党推薦の候補者として正式に公認すると発表した。これまで共和党は、シュワとマックリントック氏のいずれに対しても正式な公認は避けてきたが、以前から有力な候補が2人いることで票が割れるとの批判もあった上、今回の調査結果でシュワが高い支持率を得ていることが判明したため、改めて候補を一本化することでライバルの民主党から知事のポストを奪う構えだ。一方、マックリントック氏には辞退すべしとの声もあるが、今のところ同氏にその意思はないようだ。注目の知事選は10月7日に行われ、同日に実施される民主党のデービス現知事に対するリコール投票には、63%が賛成票を投じると答えており、シュワルツェネッガー知事の誕生が現実味を帯びてきたかたちになる。