マイケル・ムーアの新作をミラマックスが援助
2003年5月20日 12:00
「ボウリング・フォー・コロンバイン」でアカデミー賞ドキュメンタリー長編賞を受賞したマイケル・ムーア監督の新作「Fahrenheit 911」を、ミラマックスがサポートすることになった。具体的な金額は明らかにされていないが、財政援助は数百万ドルに及ぶとみられている。メル・ギブソンの製作会社アイコン・プロダクションは、援助を取りやめている。
「Fahrenheit 911」は9・11の同時多発テロの首謀者とされるオサマ・ビンラディンとブッシュ大統領一家との関係に焦点を当てたドキュメンタリー。ブッシュの父親、パパ・ブッシュとオサマ・ビンラディンの父親モハメド・ビンラディンがビジネス関係にあったことを突き止めたというムーアは、すでに、ブッシュ家とビンラディン家が会食する映像を入手しているという。タイトルは、レイ・ブラッドベリー著の小説「華氏451度(Fahrenheit 451)」に、同時多発テロの起こった日を組み合わせたもの。04年のカンヌ、そして大統領選挙に間に合うように9月の全米公開を目指している。