小津安二郎生誕100年プロジェクト、発表!
2002年12月17日 12:00

死後、約40年を経た今も、黒澤明、溝口健二などと並び、世界中の映画関係者からリスペクトされている小津安二郎監督。彼の誕生日であり、命日でもある12月12日、松竹より来年の生誕100年に向けた「小津安二郎生誕100年記念プロジェクト」が発表された。当日は松竹関係者のほかに、小津監督の義理の妹である小津ハマさん、監督の遺作である「秋刀魚の味」に主演した岩下志麻、「東京物語」に出演した香川京子らも駆けつけた。今後1年間にわたって、海外の映画祭での小津作品の上映、国内に現存する37作品の特集上映、作品のDVD化、全国各地でのイベントなどが行われる。関係者は口々に「この機会に、若い人を含めた多くの皆さんに不世出の大監督の再評価をぜひしてもらいたい」と小津作品のPRに務めた。小津監督は、「新しいということは、古くならないことだ」とのコメントを残しているが、皆さんもこの機会に“古くて新しい”小津作品をチェックしてみてはいかが?
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