エドワード・ノートンはご機嫌ななめ
2002年12月3日 12:00

エドワード・ノートンが、新作映画「The Italian Job」の撮影現場で、ひどくふてくされているという。同作は60年代のイギリス映画「ミニミニ大作戦」のリメイクなのだが、ノートン自身は出演の意欲はゼロだというのだ。それでも出演をオーケーしたのは、もしそうしなければ、パラマウント・スタジオから契約不履行で訴えられる可能性があるからだと、ノートンは説明する。リチャード・ギアと共演した「真実の行方」の二重人格者役でブレイクしたノートンは、当時、パラマウント・スタジオの映画に3本出演するという契約を交わしていた。しかし、その後、パラマウントが製作する映画には一切出演しなかったため、同社が製作する「The Italian Job」に出なければ訴えると脅されたのだという。ノートンは撮影1日目にこの事情を全クルーに説明し、パラマウントの重役からプレゼントされた新型ミニ・クーパーも「そもそもプレゼントは好きな人間に贈るものだ。あるいは、自分のことを好きな人にね」というメモをつけて、つっかえしたという。
エドワード・ノートンといえば、その卓越した演技力とともに、エゴが強いことでも知られている。「レッド・ドラゴン」出演時には、経験の浅いブレット・ラトナー監督(「ラッシュアワー」)をクルーの前でさんざんなじったのは有名な話である。ただでさえ品行方正とは言えない彼が、さらに不機嫌だというから、現場のスタッフは可愛そうというほかない。
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