「T3」の撮影は地元で! シュワ猛アピールの裏に皮算用あり
2002年3月12日 12:00
アーノルド・シュワルツェネッガーが、「ターミネーター3」のギャラを約800万ドル(約10億円)もカットした。同作はコスト削減のため、カナダで撮影されることになっていたが、シュワルツェネッガーがこれに反対。ロサンゼルスで撮影してくれるなら、ギャラをカットすると自ら申し出たのである。ロサンゼルスでの撮影にこだわるのは、「家族と離れたくないから」だとシュワルツェネッガーは主張する。現に過去10年間、彼の出演作の主要シーンはすべてロサンゼルスで撮影されている。しかし、本当の目的は別にある可能性も否定できない。以前から政界に関心のあるシュワルツェネッガーは、2006年のカリフォルニア州知事選に立候補すると言われている。「ターミネーター3」を自らの選挙区で撮影して経済効果をもたらすことによって、強力なアピールをしようとしていると見ることもできる。そのためなら、800万ドルのギャラカットなどたいしたことないはずだ。それでも、「T3」で彼が手にするギャラは2200万ドル(28億円)なのだから。