黒澤監督の墓参りも兼ねて。ロシアの巨匠が来日!
2000年9月6日 12:00

19世紀帝政ロシアを舞台に、アメリカ人女性とロシア人士官との悲恋を描いたドラマ「シベリアの理髪師」を引っさげ、ロシア映画界の巨匠ニキータ・ミハルコフ監督が来日。9月4日、東京・大手町の経団連会館にて会見を行った。
これが6度目の来日となる監督は、大の日本びいき。「ここでの見聞はすべてが興味深い。欧米人には、日本人の優しさが欧米人に対する劣等感からくるものと勘違いしている人もいるが、それは違う。日本は互いに対する尊敬の念を持つ文化的な人々の国」と、日本への深い親愛の情を表した。
また日露首脳会談のため、同時期に初訪日を果たしていたロシアのプーチン大統領について「支持する」と公言。「ロシアの向上のため、彼の負う責任は非常に大きい。周囲の人間や他国に惑わされることなく、彼自身が物事を決断してくれることを期待する」と語った。
生前の故・黒澤明監督とも親交が厚かったミハルコフ監督。今回黒澤監督の墓参りも予定しているとのことだが、墓前で報告する内容は「個人的な事だから」と秘密に。他にも、主演女優が「私はグリーンピースを支持する」と毛皮の衣装を拒んで困ったという笑い話や、映画の道へ進もうとする子供達に贈った言葉についてなど、監督の実直な人柄を表すような心暖まるエピソードに会場は熱心に耳を傾けていた。映画は9月下旬より、有楽町スバル座ほかにてロードショー。
なお、この映画の公開を記念して、映画で使用された衣裳や小物などを集めた 「シベリアの理髪師・『華麗なる衣裳の世界』展」が、9月13~26日まで有楽町西武にて開催されます。詳しくは03-3286-0111まで。
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取材 海外映画祭


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