「原作読むべき!」ある閉ざされた雪の山荘で shigeさんの映画レビュー(感想・評価)
原作読むべき!
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東野作品がこんなはずはない!
と思って、
映画の後に原作読みましたが、
いやこれは、映画の脚本&演出が、
とんでもなく稚拙で、
もともとの原作を台無しにしてますね!
以下原作のネタバレ含みます。
これから読む方はご注意下さい!
間取り図が実は重要だし、
リアルに覗かれていたことが断然恐怖だし、
自殺を図って怪我をしたということが重いんだし、
3人への殺意にまで至った経緯とか、
雅美があの別荘にいる必要性とか、
肝心な2つもの三角関係省略されてるし、
本多を特定できた決定的な理由とか、
そういう、原作のすごい大事なとこ削って、
それっぽい感じ出したいだけの目隠しバスロケや、
意味のない自己満足な間取り図エフェクトや、
この状況に不必要な美味しそうな料理や、
ほんとに幾度とない見苦しい取っ組み合いとか、
温子は意味不明に悪女すぎるし、
何の伏線にもならないハートの赤い糸、
最後は、混乱させるだけの余分な舞台オチ。
だから、消化不良になってる。
そもそも、
考察をじっくり読む物語なので、
映像化には向いてないと思うし、
役者さんを生かしきれないよなー。
原作を先に読んでたら、途中退場だったかも!
でも、久しぶりに、改めて、
東野作品をいろいろ読もうと思える
キッカケになりました!
ぜひ、原作読んでね!面白いよ!
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