「昔観た映画、今観かえすと…」ギルバート・グレイプ 趣美さんの映画レビュー(感想・評価)
昔観た映画、今観かえすと…
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何年も前に観たことのあった映画。
SNSでこの映画のワンシーンをたまたまみて、この度改めて観てみた。
まだ子供で、レオナルドディカプリオの演技に衝撃を受けたのは覚えていたけど、いまいち内容についてピンと来てなかった。
家族ができて親が高齢になってきた今改めて観かえすと、また違ったものがみえてきた。ジョニーデップの役柄はまさにヤングケアラーの状況じゃん。
過食症から動けなくなった母親やハンディキャップを抱えた弟、家族に縛られて自分のやりたいことなど考える余裕もない。
最後、母と共に家を焼いて新たな自分たちの人生をスタートさせるシーンは、「家」からの解放のメタファー。守り育ててくれていたものが、時間や成長と共に縛られるものになっていく…。
家族について考えさせられる映画。
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