「不朽の名作とはまさにこれ」ギルバート・グレイプ じゅんさんの映画レビュー(感想・評価)
不朽の名作とはまさにこれ
たとえ弟に知的障害があろうとも…
たとえ母が突然鯨になろうとも…
ひたすら家族で寄り添いながら、泣いて喚いて走って叫んで…何とか支え合ってる
一見地味で不自由な暮らしにも見えるけれど、ある意味現在の人々に圧倒的に足りてないものを持ててるようにも見えて…
ギルバートの心は愛に飢えてなくて真っ直ぐで純朴で美しい
最低限の物さえ周りにあれば、あとは友達と家族とたまにキスできるガールフレンドさえいれば充分幸せだと思える暮らし
重圧ではなくジワジワと感じられる圧倒的に説得力のある温かな物語を見せてもらえたような不思議な感覚でこの映画を見終えました
ごめんなさい
表現が難しいですがとにかく大感動しました
ディカプリオやジョニーデップらの自然体の演技、ベッキー役の女優さんの癒しボイスや可愛らしさ…
すべてが美しく映り、出てくるセリフも印象的でした
母がアーニーを迎えに行くと立った時は鳥肌が立ち、ベッキーがギルバートに望みを聞いたときに「良い人間になりたい」と言ったとき…
自然と涙が溢れ笑みがこぼれ、その場にいれば彼の頬にキスしたこと間違いなしです
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