「何でもないシーンに涙する」ギルバート・グレイプ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
何でもないシーンに涙する
アーニーの元気で無邪気な振る舞いに深刻な顔をしたりと何気ない場面に涙する。
人前に出たがらない母親がアーニーを取り戻す為に警察署に乗り込んで行く親としての強さ。
何かは犠牲にしている筈のギルバートの普通にただ普通に生活しているだけの虚しさも感じてしまう彼の人生にでも家族を守る為に弟のアーニーを。
ラストはハッピーに幕を閉じるが希望はあるのかギルバートのこの先の人生は明るく導かれるのか。
久々に鑑賞したがディカプリオの素晴らしい演技に脱帽するし感情を抑えた普通の青年を演じたJ・デップの巧さが余計にディカプリオを際立たせている。
感動を過剰に演出せずに至って普通に過ごし生活する家族を優しく描き何気ない場面に感動させられ観終わった後には癒しが。
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