「無理ない生き方を見つけて〜」ギルバート・グレイプ 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)
無理ない生き方を見つけて〜
かなり以前に衛生放送で観たのだけど
ジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオの演じる兄弟に
姉妹がいたことを綺麗に忘れていた。
18歳で知的障がいのある男の子となると、
もうそろそろ女の子では手に負えないから
年上のジョニー・デップが中心に世話をしているのだけど、
今観ると、もっと手伝ってやれよ!!と思う。
力が無くてもできることはもっとあるだろうに〜〜
真面目なジョニー・デップがだんだん可哀想になってくる。
映画自体が1994年と24年も前の作品だけど
今でも通じるのは
障がい者や老人介護は一人でがんばっちゃダメだよね〜
どんなに優しい人でも、人である以上限界はある。
ここまで極端な事情はそうないかもしれないけど
新しい生き方を見つける努力はやはり必要なのでしょうね。
誰かに助けを求めたり、
新しい場所に行ってみる、
新しい人に会ってみる。
まさによそから来た女性との出会いにときめき、
新しくできたショッピングセンターに入って驚く。
その直後、古いものを否定するような自分の振る舞いに
一瞬罪悪感を抱くジョニー・デップの表情がとても良い。
でも、限界が来ている生活を新しくするには
古いものと決別する勇気も必要。
古いものをダメなものとして捨て去るのではなく、
尊敬をもって真摯に別れる。
あの家は、その象徴だったんだな〜〜
なんか私の好きな系統の映画だな〜と思ったらやはり
監督はラッセ・ハルストレム でした。
その辺も不勉強でした。
この人の他の作品「ショコラ」
「砂漠でサーモン・フィッシング」
「マダム・マロリーと魔法のスパイス」
「僕のワンダフル・ライフ」
みんな好きな作品です。
★もう一度観るなら?「有料配信などでじっくり」
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