「道端で偶然出会った人々が、打ち解けて意気投合する様子…かと思いきや...」彼方のうた woodstockさんの映画レビュー(感想・評価)
道端で偶然出会った人々が、打ち解けて意気投合する様子…かと思いきや...
道端で偶然出会った人々が、打ち解けて意気投合する様子…かと思いきや、接近した意図があるような。
説明や理屈は、可能な限りそぎ落とされた映像、
過去の経緯など、断片的なフレーズは時折出てきます。
それぞれで打ち解けたり動揺したり。
演者さんの表情や目線や親密さなど、徐々に変わってゆく様子…。
観ている側が抱く印象は、観て聴いて何を理解するかに委ねられています。
普段の我々の生活でも、他の人々と出会って抱く印象は、みな画一ではないはずで。いちいち説明を授かれることもなく。それと同じことかな、とも。
同じ室内で同じ映像を数十人で観ているはずなのに、刹那や一期一会を感じるような。
映画をただ見たいだけの気分でいくと、なんのこっちゃで終わるかもしれないですね。
映画鑑賞も受け身なだけではいられないぞと、感覚を揺さぶられる映像体験でした。
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