市子のレビュー・感想・評価
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嘘っぽくてダメだった…。
蒸発癖のある女の物語かなと思って観ていました。
冒頭、女性の白骨死体の事件でニュースになっていた生駒山の麓で生まれ育った僕は、まさに実家での暮らしを思い巡らせながらこの作品を眺めていた。
(そういえば、行方不明になる女いたなぁ……)
と、恋愛して幸せそうになると、その幸せに耐えきれず夜逃げする女。
僕の母親の親友にそんな雰囲気のした女性がいた。彼女もその傾向が強く、よく家に来ていては母に恋愛の相談をしていた。その女性の情緒不安定さと似ているなぁと思い返す。
ちなみに僕の中学時代の初恋の女の子も、卒業したあとに失踪していた。噂では男と駆け落ちしたとか、バイト先のお金を盗んで逃走とか、いろいろ言われていたが……真相はいまだに不明である。
そういう失踪ばかりする女の話かと興味を持って観ることにした。
しかし見ているうちに、どうやら戸籍がなさそうというのが判明。
密入国? 移民?
そっち方面のダークな話になるのかと身を乗り出した。
さらに、どうやら人を殺していそう……。
いろいろハードな過去が揃ってきたところで、嘘くささが増してきた。
市子が都合よく生き抜けているのだ。
そんな簡単じゃないだろう。
一文無しで逃げられるわけがない。きっとホームレスに陥ってしまうだろう。たいがいドラマだと、そこでお節介な人間が出てきて、普通の暮らしに戻れちゃうんだけど……世の中、そんなにお節介な人とは簡単に出会わないよ。出会ってもコミュ障だと無視されるだけ。
だからこそ、そこをどう主人公は乗り切って、助けてもらえるようになるのか。
ここに現実感があると面白くなるのですよ。
リアリティを積み重ねていって、はじめて人は市子を実在している人のように受け止めて感情移入できるのだ。
有吉佐和子著の「悪女について」もこの映画と同じように、ひとりの女性の生き様について、いろんな人間が証言していくスタイルの小説だったが、悪女と呼ばれる主人公と証言者たちとの出会いや触れ合いのエピソードの数々にリアリティがあったので、徐々に主人公の謎めいた女性への興味は増し、感情移入の高まりもおぼえた快作だった。
僕としては、市子はコミュ障だけど、何とか人に助けて貰おう、寄生しようと消極的ながらアプローチしていく。だけどそれを気味悪がって逃げていく人もいる。そんな中で市子の張った蜘蛛の巣みたいな罠に引っかかって、お節介で市子を助ける人も出てくる。だけどお節介が過ぎて、それが苦痛になると市子は逃げ出す。それでもお節介な人間が追いかけてきて、市子を連れ戻そうとする。そこに支配される恐怖を感じて、その助けてくれた人を殺してしまうとか。
助けてくれる人を次々に乗り換えていく、ヤドカリのような生活……その助けてくれる人の捕まえ方、その人に感謝していたはずなのに反動で残酷になるサイコパス的な猟奇性と二面性。また市子を犯人として追っている警察の網からの逃れ方。そういうサスペンスを見たかった。
全体的に踏み込みが甘くて、物足りなさがあり、市子の凄味が弱く感じられた。
別に自分に恋した男たちを次々に殺していく話でもいいけど……現代のメルヘンみたいにね。
というわけで……何となく今回の映画は、観客である僕がほとんど傍観者のようにポカーンと最後まで眺めてしまい、登場人物の誰にも感情移入できなかったのが残念な出来映えでありました……。
重荷を軽くしてくれた味方の男たち
最初の海の映像は何なのか。
たぶんそれは、全てを無にした旧約聖書の『ノアの大洪水』。
足をアップするのは、確かに生きているということでしょう。幽霊には足がないから。
市子の謎の行動の理由を知りたいと思えば、ちょうど誰かの直筆のような名前がすみっコに表示されて、その名前の人が主人公のエピソードが始まり、ある程度好奇心が満たされる。そして更に知りたいと思う事が発生すると、また別の人の直筆サインが表示されてエピソード。その繰り返しパターンが心地良い。
浜辺で母親から月子のことを聞いた義則(若葉竜也)が号泣した後、安定のパターンが崩壊する。直筆サイン無しで始まるヤキソバ購入シーンが、市子の回想とは知らず義則と市子が再開したのかと思った。初めての市子のナレーション付きエピソードは、誰かに宛てた手紙を読んでいるかのようだ。
義則は市子の母親の心を軽くした。
きっともう義則は市子を探さない、市子のために。
ラジオやテレビのニュースは市子が関係している内容のものばかりだった。
劇中の市子は、魔女の宅急便のキキのような服、独特な髪型と少し飛び出した片耳が特徴的で、戸籍がなく殺人しながら生きている控えめで優しいキャラクター。このアイデンティティは『リング』の貞子に並ぶほどインパクトがある。
市子として生きたその先にハッピーエンドがあった。しかし限界を知った。
♪戸籍なんてなーいさ、戸籍なんてうーそさ…
港でヒーローを女二人でコロしてクルマに乗せて保険証受渡し後アクセル全開かな。
罪も重荷もクルマとともに海にドボン。
今作は、自分の人生に置き換えて前向きに考えることができる。
最初のシーンに戻ったのは、まるで雨で何もかも流れてゼロになるようなリセットのよう。
市子は新しい自分を手に入れた。
荷物も持たず手ぶらになったから今度は上手くいくかもしれない。
エンドクレジットは無音。
そこにあるのは市子の鼻唄の余韻のみ。
味方のとこに重荷を置いて、足取りも軽く身軽にゆく。
杉咲花がすごい。あとは好み。
なんとは無しにNetflixで見はじめたため、途中洗濯や掃除などそこまで没入できない環境。
そんな環境で見る映画じゃないですね笑
僕は若い頃バンドを齧っていて、今も細々と続けてるんですが、特に20代の頃、東京のいわゆる遊び場で会う友達の関係性ってとても独特でした。(マジメに音楽やってる方のグループだったと思います、念の為笑)
大体が下の名前しか知らなくて、身の上話より先に音楽の話やバカ話をするので、来し方行く末も何も知らない。でも、例えば、その人の家には何度も泊まったことがある。例えば、飲んで朝まで語り合った。例えば、親よりも一緒にいる関係。
なんですけど、突然消えちゃったりするんですよ、片方が笑 なんか嫌になった、とか言って。しばらくすると帰ってくるケースもあれば、そうでないケースもあります。
ガラケー時代ですらそうでしたから、たぶん今のSNS時代なんかは尚更でしょう。友達と自分を繋いでいるのはとてもか細い線でしかない。
そんなこんなで、僕とずっと仲が良かった友人は、12年前に突然いなくなってしまい、いまだに帰ってきません。
今接している人が自分に見せている顔はほんの一部でしかなくて、思いもよらないこの人が裏では存在する。
特に都会で生活していると、一度は思ったことがある感覚なんじゃないでしょうか?
気がついて見ると、実はこの人のこと何も知らないなぁ。
そんな彼女が、婚約者になった次の日に行方をくらますのがこのお話のスタート。明らかに、いい話にはならなさそうな鬱屈とした雰囲気で話は進みます。
社会的であり猟奇的であろうテーマなのですが、万引き家族のような情緒的描写ではなく、序盤はあくまでミステリー的な謎解きロジックや仕掛けに重きが置かれています。
この描写、ぶっ飛んだ設定の割には真面目で、言語的で、やや説明的にも思えました。好みとしては、もう少し情緒に寄っていてくれた方が見やすい。どうや〜、コイツらヤバい奴らやろ〜、ってねっちょり〜とやってくれた方が好きでした。もう少しテンポが悪くてもよかった笑
ただ、とにかもかくにも杉咲花。
常時目が座っている高校の市子は、このルックス(ストレートに言えばめちゃめちゃな美人笑)にして、明らかに付き合うと何かありそう。というか幸せを持ってなさそう。そんな女に惚れ抜いてしまい共犯者にまでなった北くんの未来が暗黒なのは誰もが予想できます。 忘れてくれてえーよ、と、恐ろしく冷たい目で北くんを睨む。頼むから私のことを忘れてくれと涙ながらに訴える。北くんの方を向いては一切笑わないのに、花火やケーキ屋さん、「北くん以外のこと」ではケラケラと無邪気に笑う。こういうの男心は一番辛いんですよ!笑
その一方で、「表の」市子に惚れ抜いた長谷川という存在もいます。
2人と、さらにもう2人の人間を手にかけた目の座った市子と、長谷川の前で無邪気に笑ったり泣いたりしていた市子は、当然どちらも実在します。
紛れもなく市子は、表の市子としての生を求めていたと思いますが、そもそも実在しない表の市子はそれを物理的に叶えられない。そして、それが長谷川に明らかになった時、裏の市子の存在も明るみに出る。婚姻届とは、幸せな時間の悲しい時間切れを意味しました。
市子の生が単純で複雑なのは、たとえそうであっても幸せを求めて生きていく、と言う選択を選び続けると言うことだと思います。罪滅ぼし、ひっそりと暮らす、あるいは自●…そんな選択肢を市子は選びません。最後の最後は「知ったことか」そんな「生きしぶとさ」を持っています。
そんな市子の極東から極西への振れ幅を、頭からつま先まですべて演じ切るんだから、杉咲花はすごい。月子の生命維持装置を外す市子は震え上がるほど怖いし、高校の彼氏とベロチューする市子はどエロいし、長谷川に「ただいま」と言う市子は死ぬほど可愛い。そして、結婚しようと言われて泣く市子は、もらい泣きしそうなくらいに切ない。
もうどこまで行ってしまうんだってほどの凄さでした。アンメット見てませんけどこれから合流します。簡単ですが、ではまた!
杉咲花さん、凄すぎです!
プライムビデオで最近配信にはなった『ゴジラ-1.0』を再び観ようと合わせたものの、劇場公開時にタイミングを外して観落としていたこの作品を偶然発見!日付が変わる頃から観はじめて少し後悔の念に苛まれました。深夜に観るにはふさわしくないこと間違いない作品でした。壮絶な市子の境遇・人生。全く違う話ですが『友罪』を観終わった時の感情を思い出しました。
それにしても杉咲花さん、凄い役者さんですね!高校生から実年齢に至るまで、何の違和感もなく演じられてるのにその眼差しの奥の闇(?)は本当に杉咲さんが市子じゃないの?みたいに感じてしまいます。公開日はあと先にはなりましたが『52ヘルツ〜』の時にもそう感じさせてくれましたが、やはりただのパンと回鍋肉が好きな女の子ではないですね。
若葉竜也さん、『くれなずめ』で初めて出会いましたがいい役者さんですね。なんだか陰のある人達ばかりの中で市子との出会いと短い二人暮らしはなんだかホッとさせてくれました。余談ですがチビ玉三兄弟だったんですね。
相変わらず怪しい宇野祥平さん、いい味出してました!『うみべの女の子』ではセンセーショナルな役どころだった石川瑠華さんも怪しげでよかったです。森永悠希さんもほぼストーカーでよかったです。
多分東海地区ローカルCMだと思いますが光回線のCMで遠藤憲一さんに結婚の許しを請う頼りない青年、嫌いじゃないです。このローカルCMからは清野菜名さんもメジャー化しましたし森永さんも化けそうですね。
実話ではないかと思いますが不思議な余韻が残る作品でした。戸田彬弘監督はご自身の舞台を映像化したんですね。時系列があっちこっち行って舞台だとさぞ難しかっただろうと思います。映画でも少し戸惑いましたから。見事だと思います。好きな作品ではありませんが考えさせられる映画でした。杉咲花さんの力量を感じさせる代表作になるでしょうね。
ダメでした…
私には嘘っぽく見えてしまった。
性被害、ヤングケアラー、虐待、就籍の問題など色々あってそういうことに苦しむ人々が現実にたくさん居るのに、観ていて迫ってくるものが無かった…作り手の自己満足をブツブツ小間切れにして延々と見せられているような気分になってしまった。
・・・この作品は決して“市子”の目線だけで観てはいけない。
『うち花火好き』『嫌いな人おらんで』
『うん、皆んなが上向いてる時安心すんねん』
誰しも花火を観に行ったら、夜空に輝くその輝きにときめくだろうが、市子は違った。
あまりにも深く屈折した人生は、“普通”に生きてきた者には想像もできないのかも知れない。天空に煌めく花火を観ても、彼女に見えている物はその煌めきでは無く、誰もが目を背けてくれている事だった。
市子は普通に“人”として生きたかったのだろうが、この世に生まれてきたその時から許されなかった不条理。彼女が行った行為には1mmも同情出来ないが、そんな不条理の中生きて行く事の息苦しさが画面全体に溢れている。
宇多田ヒカルの歌に『真夏の通り雨』という曲がある。
「降り止まぬ 真夏の通り雨
ずっとやまないやまない雨に
ずっと癒えない癒えない渇き」そんな歌詞がある。
通り雨ってサッと降ってやむから通り雨なのに、降り止まない通り雨ってどんなだろう?
と思っていたが、“市子”の人生はまさに降り止まぬ通り雨なのかも知れない。
彼女はずっと一人の“人”として普通に生きる事を願っているのに、決して許される日は訪れない。
まさに、いつかはやむだろうと思っているのに、やむことの無い雨そのもの。
苦しすぎる。
そして、多くの観客は杉咲花演じる“市子”の目線に立つであろう。なんて不条理で可哀想な人生・・・。
はて?それが正解?
市子とは?不条理な生き方を強いられた可哀想な人?だろうか。
この作品を、市子の目線に立って観ていると、つい「杉咲花」演じる“市子”に感情移入してしまうかもしれない。
“市子”の人生は不遇な人生かもしれないが、この作品では決して「不条理な生き方を強いられた可哀想な人」として描いてはいない。
無戸籍だった市子は小学校への入学を境に、難病を患っている妹、“月子”として生きてきた。それが彼女にとって唯一、社会の中で人として認められる人生だからだ。
そして、健常者だが“人”として“認められていない”市子は、“人”として“認められている”が難病を患い、健常者としては生きられない月子の命を奪う。
この作品の中で唯一本当の月子が登場するシーンがある、ほんの短いシーンだが、月子の視線が脳裏に突き刺さり、離れない・・・。
月子は、言葉を発する事も、呼吸する事さえ機械が無ければ出来ない。月子が何を見ていて“その時”をどんな気持ちで迎えたのか、正直想像も出来ない。
月子の最期は、ただ医療機器の空虚なアラームが鳴っているだけだがそのアラームの裏に何があったのか、しっかりと見つめる必要がある。
多くの観客は市子の目線に立っているだろう、しかし市子が“人”として生きる為に行った行為が、“人”として決して越えてはならない行為だと言う事実。難病の家族を診る事がどれほど大変な事なのか、軽々に語る事は勿論出来ないが、だからと言って月子が殺されなければならない理由など一つも無い。
例え市子の立場に立って全てを俯瞰したとしても、市子が行った事を見て見ぬふりする事など私には出来ない。
う~ん…私には理解不能な映画でした。素直に『ゴジラ対メガロ』を観ればよかったです。
まず最初に。
私がバカなばかりに、本作の平均点を下げてしまう暴挙お許しください。
相互フォローの多くの方々が鑑賞していらっしゃり、なおかつ大絶賛の作品なので、私も!と思い観ることにしてみました。
ですが、私には合わなかったかなぁ。というより、私のオツムでは理解不能な映画でした。
画面右下に現れるカメラの日付に「あぁ…また苦手な時系列バラバラ系かぁ…」と心配しました。
案の定、ついて行くことが極めて困難でした。加えてお話自体が何を訴えて、何がどう進んでいるのかが、てんでさっぱり???でした。
「そんなんはええから、早よう、お話の筋道見せて!せめて何ジャンルの映画かくらいは教えて!」ってずーっと思ってたんですね、このバカは。
物語も三分の一を迎え、ようやくサスペンスなのかな?というところまで辿り着きました。
苦労させるなし。
それででもなお、主人公・市子が何を考え、何をしたいのかが全く見えてこないので、取り付く島もなかったです。誰目線でお話を追っていいのかがまるでさっぱり???でした。
そもそも、どの時代の市子を切り取っても、キャラクター設定にも、演者さん的にもこれっぽちも感情移入できませんでした。杉咲花も私の琴線には触れませんでした。
主要と思える登場人物が多く、散漫な印象を受けて、誰目線でどう観たらいいのかがわかりませんでした。
なので勿体ない話ですが、モニタをぼんやりと眺め続ける“ながら”視聴しかできませんでした。
実は、この作品の直前に『ゴジラ対メガロ』を少し観ていたんですよね(笑)
私のオツムには「ゴジラとジャガーでパンチ♪パンチ♪パンチ♪」の方が向いてると思いました。
毎度の余計な話です。作中で唯一「あぁ!これこれ!」と思ったシーンがあったんですよ。宇野祥平演ずる刑事・後藤と、市子の恋人・長谷川が、トンネルを走る車の中で会話するシーン。ここのSEが、本当にリアルだったんですよね。控えめなエンジン音だとか、路面とタイヤが擦れるロードノイズだとか、会話の音声だとか。低くこもるこれらの音聞いてると、気持ちよく眠気を誘われるんですよ。
劇場で観ていたなら、ここで眠っていたかもしれません。
❇️凄く良い❗️市子の演技力と凄い妖艶力に尽きる‼️
市子
1999〜2000〜2008〜2015〜2009〜2015〜2008〜2010〜2008〜2012🇯🇵大阪府東大阪市、和歌山県
3年付き合っていた恋人の市子。
プロポーズした日に失踪してしまう。
気が合い同棲していた恋人の事をあまり深く知らなかった事に気がつく彼氏の長谷川。
小学生の頃にさかのぼり、市子の壮絶な人生を垣間見るストーリー。
❇️凄く良い❗️市子の演技力と凄い妖艶力に尽きる‼️
◉87点。
★彡女優さん凄いな。そして凄い演技力と性的な魅力がエゲツない‼️
褒めてます。日本の宝になる女優さんでした。
★彡掘り出し物と言いたいですが、みなさん知っているのですね。😅
🟢感想。
1️⃣女優さんの幅の広さと地味なのに妖艶。そして見てる方が正当に擁護してしまう感覚になる凄さ!
★彡安藤さくらさんを思い出してしまう演技力に脱帽。👒
2️⃣子役の子演技も凄いかった!
★彡お母さん娘さんは演技力エゲツない時思います。これからはお母さんのマネージメント次第!😅
3️⃣ちゃんと見せないネグレストの想像力がエゲツない‼️
★彡嫌な虐待を見せずに怖さを伝える映像が凄い!
4️⃣ヒロインがサイコパスなのに!そう見えなすごさ‼️
★彡演技力で主人公目線で観てしまうストーリーは圧巻‼️
5️⃣己で結末は考えろ‼️
★彡お前ら結末は己で考えろ!
観た人が結末を決めろ‼️と言わんとしているラストは最高です!
🌀余談。
無戸籍者はこの映画制作2023年頃の時点で775人いる事は本当らしい。
無戸籍者だと結婚や病院は無理な事はもちろん、携帯すら作れないとの事で、一人でも救う為、法を改正していく予定があるようです。
また映画の市子のモデルは実際には存在しないとの事のようですね。
あくまでも無戸籍者が現実いる所に着想し、市子が完成した様です。
演技とかはケチをつけるつもりはありませんが、お話があまり面白くない...
演技とかはケチをつけるつもりはありませんが、お話があまり面白くない。
戸籍にない存在としては生きづらいであろう。正式に戸籍を取得するには罪を重ねた過去が邪魔をする。詰んでる。
もともと無いものとして存在している人間が生きながらにして生まれ変わる精神を生きる術として身につけた、という印象だった。
市子は罪を償っていない。そこが引っかかる。
だがその罪は追い詰められての結果の所業。情状酌量の余地はある。
存在を認めない社会、罪を許さない社会、市子にとって社会はサバイバル。
だが、市子を救いたいという彼はいた。だが市子は彼から逃げた。社会的な契約である結婚の話が出たからだ。それだけでしたっけ?
重なって、過去に犯した隠した罪が社会の表に出てきてしまった。逃げる市子。
市子が手を下した男のことは当然ながら、また妹も市子にとってそのとき愛すべき対象ではなかった。だから救われるどころか殺されてしまった。
一方、すべてを知りつつも市子を救いたいという人間はいた。彼、そして事情を知る共犯片思い男。彼らは市子を愛していた。そして共に生きたいと思っていた。
介護が負担となっていた妹が不憫だ。あの環境で生きることが妹の幸せなのかという話は置いといて、姉に命を終わらされてしまう、母はそのことを感謝した。その状況が不憫だ。
面倒をみられ負担になる弱い存在こそ、守られるべき愛すべき存在であるべきだ。
説得力が全然ないからこそ、悲しい。
いや結局は、人間には限界がある。その限界を迎える前に対処することがある、積極的にするべきだ、ということに落ち着こう。
映画「市子」が投げかける深い問い。
杉咲花さんが演じる主人公の市子は繊細かつ力強く演じ、観る者を圧倒します。決して美人ではない市子だが、彼女の持つ独特な魅力は、杉咲さんによって完璧に表現されて、市子の過去と現在が交錯するストーリーは、最後まで目が離せません。
全体として、「市子」はその演出と演技で多くの観点から考察を促す作品ですが、ラストはあえて余韻を残すような終わり方で、賛否両論があるかと思います。市子というキャラクターが、一個人としてどのように逮捕され、罪を償うべきだったかをもっと掘り下げて、彼女に対する理解と認識を深めてほしかった。彼女の人間性に焦点を当て、もう少し彼女を「ひとりの人として承認する」方法を探求して欲しかった。
苦しい…
人並みの幸せ…市子から想像するにどれほど極上のものなのか。親ガチャのせいで戸籍上、自分は存在しない。重病患者の妹月子を殺し、虐待した母親の男を殺し、自分の過去を知る男、自殺志願者をも殺し、求婚された長谷川との幸せの生活を手放し、どこへ行くのか。心を無くしてしまったような杉咲花の演技が良かった。
杉咲花と若葉竜也のケミストリー
なんで?ってくらい自然体
こんな光景、カップル普通に会いに行けばいるよね
実力派俳優の作品でした
内容は哀しいし、あってはならないけど人間どうしようも無く抗えない親や環境など沈殿していく人生もあるのだなぁと
プロポーズのシーンの市子の泪がこちらも同化したかのように泣けました
primeでも見れます
事実は小説よりも希なり
「事実を基に」って注釈のある話はほんと恐ろしい。市子におきたことは今の日本にほんとにおきていること。この映画を見るまで知らなかったし、とんでもない制度だと思った。存在が認められないなんてあり得ない。
この国は生きづらい。早く修正すべき。
映画はとても悲しい時間経過を流す。
実の妹とのこと、母親のこと、継父のこととかどうしようもない現実にたくましくも切ない幼少期と、達観した中高時代は断片的なほど恐ろしい。長谷川との平穏がガラスのようにもろく、いずれくる逃亡を考えながら過ごした日常がいかに尊いものか。考えるに胸が潰されそうだ。すべて作り話であればいいのに。
無戸籍の人
このポスターとタイトルだけで見たいな〜と思って
やっと鑑賞
市子という謎の女性の心の葛藤や過去の秘密が次第に明らかになっていきます。
結末に向かう中で、意外な展開や衝撃的な真実が終盤に迫るほどに深刻化してきますがムズイです。
プロポーズをしたら突然失踪したのはわかりますが、ふわっと何が起きてるのかよくわかないまま終わりました。笑
あの涙はいったい嬉し涙なのか?
あの人は何があったの? なんで?
市子は俺が守る〜って言うけど、
現実社会にはおかしな法律で弱者がいるんだと
知れた映画でした。
それにしても、杉咲花さんの演技とても良かったです。
えげつない
市子、えげつない。。。
環境が生み出したのか、それとも持って生まれたものなのか。
あるいはちょっとした要因であんな風になってしまう凶暴性を誰しも持っているのか。
杉咲花ちゃんの少女感と中身のえげつなさのギャップが怖さを倍増させてくる。
終始市子は驚くほど無邪気で利己的。もはやサイコパス。
バレたっていいから市子として生きていきたいと言っていたけど、結局逆戻りしてしまったのは長谷川君との生活が幸せすぎたから?
戸籍がなくて結婚できなかったから、やっぱり戸籍持って、次の人とはちゃんと幸せになりたいなということ??
そうだとしたら、サイコパス界の頂点かもしれない。。。
きっと明日はいい天気
関係者の証言からある人物の生涯を炙り出そうというのは「嫌われ松子の一生」、身分を偽っていたパートナーというのは「ある男」あるいは戸田監督自身の作品である「名前」。ミステリで言えば宮部みゆきの「火車」もそうだし、アイデンティティの揺らぎという意味では、安部公房やフィリップ・K・ディックの一連の著作もそうだ。つまり、既視感を覚えそうな要素満載なのである。しかし、観る者はそんなことは気にせずストーリーに引き込まれてしまう。これは無〇〇という重いテーマを扱っていることと、杉咲花の熱演に負うところが大きいだろう。
詳しく書くとネタバレになってしまうので、印象に残ったシーンのみ幾つか挙げてみる。
まず、友人に「花、好きなん?」と訊かれた市子の「水あげへんと枯れるから好き」という答え。人の手を借りなくては生きていけない花。市子は決して花が嫌いなわけではなかったのだ。その意味に気づくと胸が締めつけられそうになる。
もう一つは、フェリーで帰る長谷川に、市子の母親が深々とお辞儀をするシーン。長谷川は確かに市子のことを何も知らなかった。しかし、彼女の存在を認めてくれた。母親として、そのことに対する感謝の念なのだろう。
そして最も心に残ったのは、童謡の「にじ」。「きっと明日はいい天気」と歌詞にあるこの歌を、市子は冒頭と最後に鼻歌で歌う(母親も口ずさんでいたことが後でわかる)。高校時代の市子がずぶ濡れになるシーンがあるが、水が辛い過去を洗い流すメタファーだとすると、虹は未来への希望。ラストの海にかかる虹の暗示に救われるような思いがした。
確かに市子の行為は、倫理上正しいものではない。勝ち逃げのような狡い面もある。しかし彼女の出自や境遇を考えた時、誰が彼女を指弾できるのか。そして、誰のせいで彼女はこのような壮絶な人生を歩まなければならなかったのか。観終わった後、重い問いを突きつけられたような気になった。
なぜこのような映画を作るのか
なぜこのような映画を作るのか、
そんなことを考えながら観ていた。
私にはその良さが分からない。観なければよかった。
本当は1点をつけたいが、主演女優の頑張りに1点。
けど、あの髪型が嫌いだ。
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