「無戸籍というワードが特別感を演出している」市子 しげきさんの映画レビュー(感想・評価)
無戸籍というワードが特別感を演出している
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アマプラで観ました。見返したりもしました。
時系列は飛びますが難なく理解できる範囲。上手く面白くしていると思います。とてもおもしろかった。
無戸籍では無いにしてもこういう女性のお話というのはあると思います。
私はジョゼを思い浮かべましたが、市子も最初の殺人の時から一人で生きる覚悟はあったはずです。人に頼ることが頭にないのです。北くんは勝手に覗き勝手に隠してヒーローになろうとした。北くんや殺されたオッサンは被害者かもしれないけど、仕方ないんじゃないかな。市子の前では。
長谷川も市子の人生経験の糧であり、作品上必要なキャラですね。
幼少期、うまくできなかった友達が社会に出てみるとできたり、結婚までのプロセスを学び、戸籍まで手に入れた市子。立派な犯罪者ですが、逆に存在しない人の犯罪ってどうなるのだろうか。
自分が長谷川の立場だったらしばらくは未練があると思いますがそのうち「いつかまた会えたら良いな」くらいになるだろうから、進んで口をわらないと思います。
自分的にはハッピーエンドでしたね。
最後のお祭りのシーンが回想ではなく、新しい名前を名乗ってやり直しとかだったら大興奮だったかもですが笑
誰より虐げられた被害者は市子と月子だから
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