「「砂の器」の現代版、今年見た映画の中では最高傑作です」市子 PAK UNTIKさんの映画レビュー(感想・評価)
「砂の器」の現代版、今年見た映画の中では最高傑作です
今年見た映画の中では最高傑作です。
笑いがない、勧善懲悪でない、救いを入れない、重たいテーマなのに主張していない、
かつて見た「砂の器」を彷彿させます。
見事な場面は2つ
まず、殺人シーン、殺す方、殺される方の目の表情がすごい、殺す方の目の表情は「2001年宇宙の旅」のHAL9000と同じ、その後の「市子、ありがとう」の言葉が秀逸
次にラスト「結局、どうなったのだろう」と言うところをあえて描かないところがすごい。「あとは見た人が想像しろ、たぶん、そのとおりだ」と監督が言っているような気がしました。
時系列が頻繁に前後するので、映画館でじっくり見ないと分からなくなってしまいます。その意味では、映画らしい映画だと思っています。
他のレビューでも触れられておりますが、杉咲花さんの演技がすばらしい。
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