劇場公開日 2024年7月5日

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フェラーリのレビュー・感想・評価

全198件中、1~20件目を表示

5.0フェラーリの威信を思い知る

2024年7月8日
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鑑賞方法:映画館

 事実は小説よりも奇なり。史実の映画化ということで、フィクションのような奇想天外なロジックを組み込むことは出来なくとも、真実の生々しさを描くことに価値がある。そんな様を改めて見せつけられたかのような白熱のレースシーン、目を覆うばかりの事故の惨劇、そして、人間模様もまた然り――本当に銃で発砲しちゃったんでしょうか。あれは演出なのか史実なのか。  登場するレースカーに古さは否めないものの、いざ、乗ってみたらどうなるか。それをも体験したような気がする凄まじさ。自家用車ならぬ危険は承知のレースカー。それで速さを競うとはどういうことか。それをメーカーのプライドをかけて、レーサーに命じるとはどういうことか。果たしてそれは指導者として余程肝が据わっているのか、果てしなく傲慢なのか。ただ、速さを競う純粋さだけでは済まされない現実の厳しさ。  実は私は車に乗らない免許すらない人間のですが、それでも順を追ってコンコンと判らせてくれる、素晴らしい映画だったと思います。息子が安らかに眠る子供部屋に、黄色い「フェラーリの跳ね馬」が飾られていたのが印象的。  関係ないけど、ふと、ルパン三世テレビシリーズの記念すべきファーストシーズン第一話を思い出します。登場するレースカーも似たようなイメージ。詳しい人はいちいち説明できるのかな。みんなが付けている腕時計のデザインまで拘ってた。関係ない話でごめんなさい。

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猿田猿太郎

3.5マイケル・マンにしか描くことのできない異様な人物伝

2024年7月31日
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鑑賞方法:試写会

恐らくフェラーリの生涯のどこをどう切り取っても重厚なドラマの体を成すのだろうし、言い方を変えると、どこを切り取るかによって映画が持つテーマ性や持ち味は大きく変わる。本作で抽出されたのは、この謎多き経営者の人生における「たった1年」。マン監督はここにドラマティックなうねりを感じたのかもしれないし、もしくは人生の”凝縮ぶり”を確信したとも言える。それは戦後、破竹の勢いで第一線へ躍り出てきた会社が迎えし1957年という転換期。経営者、夫、父、F1界の帝王として、鬼気迫る覚悟での決断の場面が続き、全てにおける起死回生の一手になるかと思われた公道レース「ミッレミリア」の出来事があまりに衝撃的に我々の心を引き裂く。彼の1年をさらに凝縮すると、あの一瞬へと行き着くのだろう。132分の全てが秀逸なわけではないが、弛緩した分を一瞬で抉りとる刃物のような鋭さに感銘を受けたというよりは、ただただ呆気にとられた。

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牛津厚信

3.5老監督がフェラーリ愛を注いだマニア向けの逸品。ハリウッドの帝国主義的製作手法の限界も

2024年7月7日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

「ヒート」(1995)や「コラテラル」(2004)で知られるマイケル・マン監督、御年81歳。過去に何台も所有していたほどのフェラーリ愛好家で、本作も30年越しの構想をついに実現させたというから、創業者エンツォ・フェラーリの執念に通じるものを感じさせる。 ただし本作、かの高級スポーツカーとその創業者にもともと関心があって知識も多少はあるとか、自動車レースが好きで歴史もそれなりに知っているマニアでないと、かなり限られた期間の限られた人間関係を描いているので、背景がよくわからないまま話が進んでいくような敷居の高さを感じてしまう。イタリアの伝説的な公道レース「ミッレミリア」の1957年大会に向けたエンツォとフェラーリチームの約4カ月の準備に並行して、エンツォと妻と愛人の三角関係が語られるのだが、個人的にはエンツォがどんな経過で事業を興して世界的ブランドにまで成長させたのかとか、当時の高級スポーツカー市場におけるライバルたちとの競合状況はどうだったのかとか、そのあたりを駆け足でいいから初心者向けに見せてくれたらいいのにと物足りない思いがした。カーレースの筋と三角関係の筋、相乗効果があるならまだしも、ストレスを伴う2つの筋が並走するだけなので不満が募る一方というか。 もう一点気になったのは、昨年12月日本公開の「ナポレオン」のレビューでも書いたことだが、非英語圏の歴史が米英主導で映画化され、ハリウッドスターを起用した英語劇として製作されることが適切なのか、ということ。主演のアダム・ドライバーをはじめ、シャイリーン・ウッドリー、パトリック・デンプシーはアメリカ人、ペネロペ・クルスはスペイン、サラ・ガドンはカナダの出身。イタリアが誇る高級車ブランドの創業者と関係者らを描く映画が、イタリア人以外の俳優たちによる英語劇で作られたことをイタリア人はどう感じるのか。実際、コンペ部門に出品された昨年のヴェネツィア国際映画祭では、イタリア人俳優がそうした旨の批判を述べていた。 これも繰り返しになるが、非英語圏の歴史が米英主導で英語劇として映画化されるという“20世紀の当たり前”も、そろそろ考え直す時期なのでは。そこには商売のためなら文化帝国主義的な慣行が正当化されるとでもいうような強者の傲慢さが感じられ、それが作品の質と評価にも悪影響を及ぼした気がする。本作の製作費は9500万ドル、北米公開から半年が過ぎた現時点で世界興収は4200万ドル超と、相当に厳しい。前世紀の成功方程式が通用しなくなっていることの表れではなかろうか(「ナポレオン」も製作費と同程度の世界興収に留まった)。白人偏重を批判され多様性尊重に舵を切ったアカデミー賞でも2024年、「フェラーリ」のノミネートはゼロだった。米国の業界人を多く含むアカデミー会員でさえ、非英語圏の歴史を英語劇で描くことの問題と時代錯誤を認識しているのだと思う。

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高森 郁哉

2.5人間ドラマを忘れたマイケル・マン

2024年11月2日
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寝られる

レースシーンでレーサー同士の相克が描かれているのではなく、ただ当時のレースを忠実に再現したレース映像を見せるだけ。人間ドラマがない。 主人公のエンツォは経営者だからレースシーンに彼の葛藤は反映されない。なのにレースシーンの描写がめっちゃ長い。正直何度かあくびが出た。 そして肝心のエンツォの周りで起きる人間ドラマも、正妻と愛人の板挟みになって悩む姿だけ。そんな話どうでもいい。 経営者としては利益、エンジニアとしては車の性能。そっちの板挟みで葛藤する姿を描いてほしかった。 それならばエンジニアとして追求したものがレースシーンにも投影出来たはず。 マイケル・マン監督作品という事で期待して見に行ったけど、今回はハズレだった。

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デッキブラシと飛行船

3.5車を愛する者の顔と、経営者の冷徹な顔

2024年10月26日
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鑑賞方法:映画館

鑑賞日7月7日。エンツォ・フェラーリの伝記ではありませんが、レーサーだった頃の運転を楽しんでいる様子、経営者になってからは、息子の死、妻との距離、愛人宅では安らぐ、様々な場面がありました。 フェラーリ社が創業して間もない頃の自動車会社の実情や、当時のレースの様子が興味深かったです。町中を駆け抜けるミッレミリアは迫力があり、人々が熱狂するのも分かりますが、安全面にはかなり問題があり、命がけでレースをするレーサーは英雄ですが、私はあんな危険なレースを間近で見たいとは思わないです。

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ゆり。

3.0まあまあ

2024年10月12日
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社長の傲慢さにイラッとした。 フェラーリってこんな歴史を持っていたのね〜と、ちょっとひいてしまった。

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yoshi

2.0あのフェラーリを作った人

2024年10月11日
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特に車好きではないが ペネロペ・クルスと"沈黙"などで好演のアダム・ドライバーか と思って観た だが最初から二人は夫婦には見えなかった。レースの夢にかけ浮気もする男エンツォってこんな陰気な銀行家みたいな感じなのか? 何より日本語しかわからない遠い国の私にも エンツォはイタリア人に見えない。シェイクスピアを演った人がイタリア人を演じてるような感じだった 本国の人がみたらもっと違和感があるだろう ペネロペ・クルスは歳を重ねた陰影もあってよく伝わった 彼女がビジネスウーマンとして優秀であったが‥‥息子の死で二人の間に距離ができ 会社自体もうまく行かなくなっていくのが分かる演技だった 何か格好いい車とかの映画かと思いきや 重苦しい離婚前の夫婦話だった にしては 日常の街の様子はなんか"世界の車窓から"みたいな観光ビデオのような明く軽い感じも違和感があった そして、最後の事故もそんなリアルに? そこも唐突にスプラッターを観させられたみたいな感じで うん?これ公道レース否定映画?と一瞬勘違いしたが おそらく監督はリアルに撮りたかったのか だから エンツォはあんな陰気な人だったのかも それをアダムも忠実に演じたのか ただ妻ペネロペにあんたは昔は情熱的だったのに 今は‥‥というセリフにはドキリとした これはセレブでなくても好きな事をやろうとしていたのに いつの間にかお金、生活に追われ憔悴していくのは誰もが経験する事か フェラーリ=格好いいと思って見ると がっかりするほどの男の話しだが 最後は見事会社を救う元レーサー創業者がこんな陰気な人間なのか 少なくともレースの時は全て忘れて夢中になっていたのでは?いや彼の逃げ場、心の救いはレースだけだったはず もっとそこだけ明るく描いてもと勝手に妄想したが きっと最初はそれを妻がビジネス面で支えていたのが無くなって追い詰められた頃ので本当なのだろう きっと光と陰を描きたかったのか フェラーリvsフォードはきっと光編なのかな こっちを観てないで評価するのは心苦しいが ここは単体で評価すべき⭐一つ半でもペネロペ・クルスの演技をプラスしました おそらくこの物語の希望はレーサーに憧れるピエロ君とレーサー達の純粋さ ここがもっと伝われば 陰もより伝わったのではないか なんかバラバラな印象であった

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U-TA

3.5アダムドライバーに圧倒

2024年9月22日
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とりあえずアダムドライバーがカッコ良すぎた😻 ボスって感じのオーラが画面越しにも伝わるすごさ 本物がどうであったか分かりませんが、映画に引き込んでくれた素晴らしい俳優さんでした👍 印象に残っているのはやはり大事故のシーン 調べてみると行動コースって海外では結構普通なんですね‥しかしあんなの見ると怖すぎる😨

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おおかみ

5.0光と陰と狂気と。

2024年8月27日
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鑑賞方法:映画館

興奮

萌える

Appleのスティーブ・ジョブズ、テスラのイーロン・マスクなど、創業者に共通する0から1を産み出すアイデアの妥協の無さやある種の狂気じみたこだわりの強さはエンツォ・フェラーリもしかり(年代ではフェラーリの方が先駆者か) でもあえての成功物語ではなく、倒産、廃業の危機だったこの年を選んで映像化するとは! エンジニアとしては優秀なエンツォの私生活の「人としての危うさ」との対比はなかなか見応えアリ。 後半の「ミッレミリアの悲劇」含めて引き込まれた。 そして、アダム・ドライバーの憑依っぷり! 始め誰かわからなかったほど!凄い!

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キチ

ペネロペ・クルスの物語

2024年8月25日
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 跳ね馬のエンブレムで世界に知られた高級車・フェラーリの創始者エンツォ・フェラーリの1957年だけを描いた物語です。この時代に至るまでの彼の略歴は作品中でサラッと触れられるだけなのですが、本作の鑑賞には問題ありません。でも、当時の自動車産業や、クラシックカーに詳しい方は、僕の気付かない点を目にしてワクワクするのではないでしょうか。  何が何でもレースに勝ちたい剛腕カリスマ社長、一方の妻と愛人の二重生活を送る無責任な夫としての2面が終盤に向かって軋みを上げます。レースシーンは迫力ありますが、僕には「夫に隠し子が居る事を自分だけが知らなかった」妻の絶望・愛憎物語と映りました。コッテリ感の溢れるペネロペ・クルスがぴったりです。  レース・ファンにはよく知られた事なのかも知れませんが、「こんな事があったのか」と驚くお話です。

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La Strada

4.0夏休みに観た2つの映画

2024年8月14日
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興奮

日比谷シャンテで、午前中に役所広司主演の「PERFECT DAYS」を観て、午後に「フェラーリ」を観ました。 休日割引デーなので、どちらも客入り良かった。 2つの映画、主人公の生き方が、正反対過ぎる、そしてどっちも極端に振り切り過ぎる。 かたや、独身(過去は不明)で、地味な清掃員業務の毎日の中にささやかな幸せを見出して淡々と生きる、足るを知る的なハッピーライフに、思わず観ていて憧れてしまう。赤貧重労働で実際には真似しやしないだろうし出来ないだろうけど、だからこその「なんだか、いいなぁ~」がある。 そして、華やかな自動車業界で、命懸けのカーレースに挑む男。王族や芸能人との交流、どこ行くにも記者に付きまとわれ、新聞に載ってしまう。愛人との二重生活、資金繰りに綱渡りの経営。セレブの派手な生き方に、心を持っていかれる。真似したくても真似の敷居が高過ぎて共感のしようもない。 「脳内アドレナリン出放題で本人もどうしようもないんだろうな」としか、言えない。

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agemaki

3.0奥さん強し!!

2024年8月13日
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興奮

難しい

なんの事前情報を入れずに見に行きました。 レース中心の話かなと思ったのですが、 会社の話や家族の話も多めです。 今のレースとは違い公道のレースでいまいちルールが分からなかったです… 敵を同乗させたり謎でした。笑 どこまでが事実なのか分からないですが、フェラーリが潰れずに今に至ったのは奥さんの功績が大きいのではないでしょうか。 奥さんの会社だけは潰さないという意地が凄く爽快でかっこよかったです!!

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しーちゃん

2.5つ、つまらん。

2024年8月5日
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昔はあんなエンジンに椅子くっつけただけみたいな車でレースしてたんだなー。 そりゃ悲惨な事故も起きるさぁ。 …感想以上。 …いや、ホントにこれだけだ。 予告編の時点でたいして面白くなさそうだったんで、観る気は無かったんだが随分とロングランしている。よほど評判が良いのかとちょっと気になったが、まさかロングランの理由は木下グループ配給だからじゃ無いよな。 自分は車もバイクも好きで物好きにもMT乗りだが、フェラーリなんて多分一生縁の無い車だ。 そんな車のレーサーではなく経営者が主人公のお話。自分などが共感出来る部分など皆無だ。昨今ならば超絶ブラック企業だし。 だいたいカミさんがペネロペ・クルスなのに浮気するとは何事だ! とまぁちょっと観る映画間違ったかなと思える作品だったが、レースシーンは流石マイケル・マン監督だけあり迫力満点だったので、劇場で観た事を後悔する程ではなかった。 また「ヒート」みたいな作品をお願いしますよ。

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MAKO

5.0何故フェラーリは赤いのか、よくわかった

2024年8月4日
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それはイタリアの街並みや風景に一番似合うのと、このクルマに乗ってレースで死んだドライバーとエンツォの情熱の色だからだ。

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まろんちゃん

3.5事故シーンはトラウマもの

2024年8月4日
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かのエンツォ・フェラーリの半生を描いた伝記映画。 なのだが、話のメインはエンツォと本妻、愛人のギスギスした三角関係で、 合間にモータービジネスやレースシーンが挟まれる感じ。 ただレースシーンは非常に迫力があり、これを見るだけでも価値はあると思う。 特に事故シーンはトラウマになるレベルでインパクトあり。 しかし当時はマラソンを観戦するノリでモータースポーツを道端観戦していたんだなあ。 そりゃ事故に巻き込まれるわ。

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イサヤ

3.0アダムドライバーはかっこいい。昔のレースシーンもかっこいい。でも全...

2024年7月30日
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アダムドライバーはかっこいい。昔のレースシーンもかっこいい。でも全体としてはそこまでかっこよくはなく、かといって泥くさくもなく、中途半端な印象。

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ghostdog_tbs

4.0エンツォ・フェラーリの自伝的な映画

2024年7月30日
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怖い

興奮

エンツォ・フェラーリの息子ディーノを病で失い会社は車が思う様に売れず傾いて行っていた。元々女遊びが好きだったが奥さん兼共同経営者のラウラと険悪ながらもなんとかやっていたが愛人と子供の存在がバレて更にややこしい事に。 一発逆転の秘策として(今となっては伝説の)自動車レースのミッレミリア((公道を使った)1000マイルレースの意味)で優勝してフェラーリのスポーツカーの宣伝と販売を上げる作戦に出た。 果たして結果は?フェラーリ社の運命は? …も何も歴史を見れば全部分かるわな。 この映画のキモはエンツォと奥さん、愛人と子供、病気で失った(長男となる)ディーノに関するそれぞれの葛藤と駆け引き、各自の行動にある。実に人間臭いドラマが繰り広げられる。 それも見どころだが1950年代のスポーツカー、レーシングカーの走りとサウンドはもう一つの見どころ。レースファンにもお勧め。 今にして見ると当時のレースカーで凄まじい速度でレース場を走り回る、ミッレミリアのレースでは普通の公道を同じく猛スピードでバトル。あまりに怖すぎる。当時はあれが普通で安全への配慮も今とは大違い。とんでもない故障もあればコースを外れてリタイヤし、仕方なくライバルチームの車に乗せてもらって街まで帰るとか実に牧歌的。 その代わり一旦事故となったら車は吹き飛んで人間はバラバラ死体(これが結構あるからR12なんだろう)。実際この映画の元となった1957年の大事故によりミッレミリアの開催は無くなった。 迫力はあるが同時に怖すぎる。今やそんなレースを生で見ることは叶わないから映画で再現と言うのは良いものかも知れない。

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ひろちゃん千葉

3.0ラストが・・・

2024年7月29日
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悲しい

レース関係、クルマ関係の話かと思いきや、1号、2号の話。 ニキ・ラウダの時代まではいかない。 公道を使ったレースはなかなか楽しい雰囲気と思いきや、ラスト、唖然とした。 2回観るかと言えば、微妙・・・

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north-wind

4.0破綻のない良映画

2024年7月29日
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脚本、演出、編集とも穴はない。主役嫁愛人と演技もいい。 つまり良映画 電車とか車とか当時の物を使っていて金も掛かってる 日本映画には「本田宗一郎物語」作ってもらいたいが(もちろん無謀なマン島tt挑戦がテーマで)、予算規模考えると暗澹たる気持ちになる。正直本映画がうらやましい ケチを付ける部分はない せいぜいが、どうせなら前編イタリア語だったらいいのに、程度 個人的には、憎み合うだけでない夫婦の造形が見事だった脚本家に花束を送りたい いやーいい映画だったな 贅沢言うなら、レースマネジメントやレースシーンをもっとしっかり描写してほしかった。そもそもマセラティとフェラーリ、それぞれどういう思想でミレミリアマシンを設計していたのとか。あと他チームも少しは描写してやれよとは思ったw

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kenny

1.5すっげえ散漫。ディレクションできてない。 たぶん本当は「エンツォフ...

2024年7月26日
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すっげえ散漫。ディレクションできてない。 たぶん本当は「エンツォフェラーリという業が深い人間の狂気に、ビジネスも人間の愛憎も社会も巻き込まれていくことで、まるで血の赤のような人間の業を煮しめたようなフェラーリの赤が生み出されているのだ…」とかいう話にしたかったんだと思う。でも出来てない。 仕事が描けてないからエンツォはいっつもブラブラしてるだけに見えるし、家族が描けてないからエンツォはいっつもブラブラしてるだけに見えるし、狂気が描けてないからエンツォはいっつもブラブラしてるだけに見える。 1950年代の自動車産業の社長はどういう一日を過ごしているか、があんまり詰められてないから、ずーっとフワフワしてる。メカニック的なセリフでひきしめるべきシーンも延々と具体性がなく「いい感じにがんばれ」くらいしか言ってない。ふわっふわ。 あと撮影がバラバラ。墓場のシーンでは急にドキュメンタリ調のカメラになったり、でもレースシーンのクラッシュではCGが目立つわざとらしいカメラワークになったり、手法に一貫性がない。 全体的になにもかも散漫。とてもよくない仕事だと思います。

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koba