フェラーリのレビュー・感想・評価
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悲しい内容
人間味が溢れる作品なのかと思ったが、個性的な主観また差別的な表現は殆どない。では、アイデアに優れてるのかと思ったら、作品の半分はオッサンの不倫話。私は興味なかったので眠気さえ感じた。
目が覚めたのは事故のシーン。ここを描く為に年齢制限を掛けられても良いと判断したらしい。確かに目が覚めたが、ゾンビ映画並みにグロいだけ。
最後、奥さんは格好良かったが、見終わった後、監督は誰かに気を使ったんじゃないかと、考えさせられた。
メーカー、スポンサー、俳優に気を使ったように思えるぐらい薄い内容だった。映画で、ここまでしか描けないのなら、悲しい話だと思った…。
クルマ好きのための映画ではない
まずタイトルから車好き熱狂のカーレースモノを思い浮かべるが、実際にはエンツォ・フェラーリとその妻、愛人にスポットを当てたヒューマンドラマ。エンジン音など頑張っているがレースシーンはフォードvsフェラーリなどと比べると驚くほど地味。
アダム・ドライバーはスターウォーズで知った俳優だけど相変わらす凄まじい演技力だ。貫禄と情熱、そして少しの狂気が滲み出てた。
ちなみにスターウォーズの時から演技力はヤバいと思ってた。
カイロ・レンは設定や扱いが中々酷いキャラだったけどドライバーの演技力のお陰で大惨事は免れてたから。
ペネロペ・クルスの妻役もなかなか凄かった。
最後、エンツォに私が生きている間は婚外子を認知しないで、と迫るシーンとか、鳥肌モンの名演だった。
愛人役はダイバージェントの娘だったのエンドクレジットで気がついた。こちらは普通だったかな。
フォードvsフェラーリを期待して観に行くとがっかりするはず。
この映画はアダム・ドライバーとペネロペ・クルスの演技を見る映画。
あと、マイケル・マン監督の作風は夜の暗い映像に拘ってるからどうしても画面が暗め。
寝不足で観に行くと寝てしまいそうになるので注意。
寝るには勿体無い傑作だ。
レースは期待しない
人物像の過去をポイントで知る感じ?
こういう
ラインを奪え 〜 勝つ為に走れ!!
フェラーリの創設者エンツィオ・フェラーリをアダム・ドライバーが演じる。
撮影時39才のアダム・ドライバーが、59才のエンツィオ・フェラーリを演じる為、ヘアメイクに毎日2時間以上費やしたとか。
愛する息子Dinoを前年に亡くしたばかりのエンツィオ。自業自得とはいえ、共同経営者でもある妻ラウラ( ペネロペ・クルス )と愛人リナ( シャイリーン・ウッドリー )との間で板挟みとなる。
苦悩に歪む表情、霊廟で1人涙する姿、レーサーに苦言を呈する冷徹な眼差し。
グレーヘアでスーツを粋に着こなすアダム・ドライバーはまるでイタリア人モデルのよう。
ペネロペ・クルスが全身を震わせ怒りを露わにする姿、カッと目を見開き毅然とした態度で交渉する姿は息を呑むほど。
死と隣り合わせの過酷なカーレースシーン、イタリアの街中を走り抜けるシーンのカメラワークが凄い 🏎️
エンツィオ・フェラーリの生き様に想いを馳せる余韻の残る作品。
是非映画館でご鑑賞下さい。
ー 心に壁を作るべき
ー 走る為に売る
ー ミッレミリア( 1,000マイル:約1600㎞走破カーレース )
映画館での鑑賞
カヴァリーノ・ランパンテ この馬に乗れたなら!
昔、スーパ-カ-ブームってのが有ってね。
某飲料水メーカのビンの王冠裏に車のイラスト載ってて。
一杯集めた記憶が・・・懐かしい。
一番好きだったのは ランボルギーニ・イオタ。メッチャ憧れ!
王冠持ってて自慢www バカですよね。ハハハ。
ランボルギ-ニ・カウンタック、ロータス・ヨーロッパ、ランチア・ストラトス
ディーノ、デ・トマソ・パンテーラ、フェラーリ、
トヨタ・2000GT、ポルシェ 911ターボ etc
それで、あんまりフェラ-リは 赤のイメ-ジで暴れ馬エンブレムって事ぐらいしか知らなかったかな。ランボルギ-ニの方が仲間内でも人気だったような。
ポルシェ911も独特なフォルムで好き。
今回はその中の「フェラーリ」を鑑賞に行きました。
この映画は1957年のフェラ-リの事を中心に描いています。
実の正妻との息子ディーノが昨年の1956年に病気で死去。
そして翌年1957年ミッレミリアレースにてドライバ-のアルフォンソ・デ・ポルターゴの観客巻き込んだ事故死に及びます。
正妻ラウラ役(ぺネロペクルスさん)、愛人リナ(シェイリーン・ウッドリーさん)そしてその息子ピエロ(なんちゅう名前だ)との間に揺れて行く彼フェラ-リ役(アダム・ドライバーさん)の心境を描いて行きます。
まあ見てて、エンツォ・フェラーリってカッコイイね。身長あるし。
レ-サ-でもあり、技術者でもあり、経営者でもあり、良き父でもあり、正妻ラウラを愛していたし、愛人にも優しかった。
アダムの役作りが凄いのかもです。
終盤のミッレミリアレース事故の大惨事!。
ひでぇの一言。人体真っ二つやないか。
好く、あんな旧型マシンを復活させてレースシーンを撮ったなと思う。
見ていてヒヤヒヤですよ。(アブネ-アブネ-)(*ノωノ)
結局、破産寸前。妻が無条件でお金を貸してくれる・・・でも・・・
愛人の息子を認知(名前をフェラ-リにさせない)させないでと言う所。
女(正妻)と女(愛人)の戦いを感じたわ。
大奥の世継ぎ問題みたいに感じるね~。
12歳のピエロに、”お前には兄さんが居たんだよ”って
墓地で接する父エンツォの優しさが 心の救いですね。
中々な古いレースシーンの再現と、
エンツォ・フェラーリってどんな人だったのかを垣間見れた
ひと時でした。 (本田 宗一郎氏の伝記も遣ってくれ!)
ご興味ある方は
是非、劇場へGO!
苦悩系伝記映画 時々カーレース
イタリアのクルマ愛に近づける映画
エンツォ・フェラーリという男
エンツォ・フェラーリ、フェルデナンド・ポルシェ、本田宗一郎
FIAの歴史上で唯一モータースポーツの神と認めた(ゴールドディスクを授与した)3人です
共通するのは何が何でも勝ちたいという心
そういえば「グランプリ」の三船敏郎さん演じるチームオーナーもそうでしたね
ミッレ・ミリアといえば堺正章さんやteam TAISANの千葉さんが出てる
お金持ちの遊びという認識でしたがその昔は遺書を書いて参加するような
とんでもないレースだったんですね
F2時代から40年以上の古参レースファンですが全く知りませんでした
(まあ生まれる前の話ですから)
この時代はヘルメットを被っていますがシートベルトが無かったんですね
モデナのテストコース(現在も所有)の事故でぼろきれの様に転がってる姿は
ゾルダーのジル・ヴィルヌーヴを思い出しました(映像的に参考にしたのかも)
昔のウノ・ディエールのような並木道のストレートは怖いですね
当時ル・マンを走ったドライバーは永遠に終わらないんじゃないかという恐怖を感じる
と語っていました
メルセデスベンツがル・マン24時間参加を永久封印(何十年後かに解除)した
大事故は有名ですがフェラーリも同じような大事故を起こしていたんですね
こうした事故の一つ一つが何十年も経て現在の安全な車両や観戦環境に繋がっている
この映画を見て改めて強く感じました
(以下はちょっとネタバレ?)
物語(実話)はどん底からの起死回生ではなく壊滅的な悲劇で幕を閉じますが
いざというときのラウラ夫人の内助の功が描かれ
実際の生涯はハッピーエンドだったことが紹介されます
マイケル・マン監督ならではの濃い人間ドラマが満喫できるいい作品です
イッテQでお馴染みアダム・ドライバーは既にオスカーノミネートを果たしていますが
「グッチ」に続いて本作もなりきりが凄いですね
あっという間に一流俳優の仲間入りをしたその実力は素晴らしいですね
思っていたよりおもちろかった!
何故、不倫話に時間を割くのかと不思議に思っていたら、そういうことだったのか・・・
マセラティと覇権を争っていた1950年代後半のフェラーリが、当時、倒産の危機にあったのは知りませんでした。その頃から既に大変な状況だったわけですね。
レースで勝つことが目的のフェラーリが、その社運を賭けて、大レースに臨む話と並行して、エンツォさんの不倫騒動が結構、時間を割いて描かれており、この映画って、どっちがメインの話?と疑問に思いながら、鑑賞していましたが、最後につながりました。
大事故を引き起こし、運にも見放されたフェラーリの危機を救ったのは、旦那の隠し子を知って激怒になっていた奥様だったわけですね。お金は無条件で貸すけれど・・・と話し始めたペネロペ・クルスさんが、格好良かったです。
減点する理由の一点目は事故の場面。アメリカ映画に映るレース事故の場面というと、こんな感じに、すごく悲惨に描写されることが多い気がします。実際にそうだったとしても、強調されちゃうと、ドン引きします。ドライバーに死ぬ気で走れと平気で言うエンツォさんが、観客の死には、ひどくショックを感じていたことを伝えるにしても、やりすぎと思いました。
二点目は、イタリアが舞台なのに、英語で会話してること。これは大きく減点です。これも、アメリカ映画だから仕方ないでしょうけれど、違和感が半端なかったです。イタリア人の俳優さんを集めて、リメイクして欲しいかも・・・
言語が…。
当然の如くイタリアの自動車メーカーの話であり主人公もイタリア人。
しかしこの映画を製作したのはアメリカの映画会社で主役俳優はスターウォーズ俳優。
やはり英語でセリフ回しをしてもしっくりこない。
ピエロが父エンツォを呼ぶ時はダディではなく、そこはイタリア的にパパってぇのも…。
わがまま言うと、元アルファロメオ乗りとしては繋がりの強い企業なのだから歴代の名車やエピソード、70年代の512BBや365GT4が出てきてランボルギーニを門前払いした逸話にも触れて欲しかった。
たまったもんじゃないし、ちょっと眠い
ちょっと冗長で、眠くなってしまった。
あとは、ちょろっと家の前通るから、って子供が車みにいって亡くなったらもう最悪。しかも過失を問われてないってことは、補償とかもなかったのかな。最悪です。わたしが親だったら発狂する。
そもそもこのエンツォフェラーリって人に全く感情移入できないし、クズとしか思えなかったです。私はドイツ車でいきます。
期待していただけにあらが目立つ。ちょっとがっかり。
いつからマイケル・マンが巨匠になった?と思いながら予告編の出来がいいので当然期待するじゃあないですか。野心作だし、レース部分のスペクタルシーンも人間ドラマもまずまず及第点ではあるんだけど期待していただけにね。
まず、アダム・ドライバー。エンツォ・フェラーリっていう人は熱量が多い一方でとても尊大な人物だったと聞いています。おそらくその個性は肉体に由来するところもあったはずで、アダム・ドライバーが起用された理由には巨体の持ち主というところも多分にあったはず。でもアダム・ドライバーという役者は、あれで意外と繊細な演技が持ち味の人であってやっぱりエンツォには見えないのですね。妻と愛人の間でオロオロしている中小企業の社長にしかみえない。ヘンリー・フォード2世に「醜い車をつくっていろ」と言い放った傲岸不遜な感じは表現できていないのです。
フェラーリ社とそのプロダクツについても描き方が不十分。モデナという小さな街にあるいわば町工場でありながら、独特の哲学で優れたエンジンと美しいデザインフォルムのボディを創り出してきたフェラーリの魅力がまだまだ十分に表現できていない(随所にそれを想起させるシーンはある)だからフィアットやフォードの資本参加を匂わせながら必死で生き残りをはかるエンツォやラウラが喪うことを恐れているものが真に迫ってこないのです。
最後にレースシーン。当時の映像などを参考にして実際の車体、ドライバー、公道からの風景などを再現しているのでしょうが基本的に分かりにくい。フェラーリもマセラッティもボディカラーは赤だし、ドライバーはヘルメットとゴーグルを皆つけているので識別しにくい。追いつ追われつといった感じがしないのです。そしてクラッシュシーン。死者がでる大きな事故は前後半一箇所ずつありますがこのVFX処理がとって付けたよう。全体から浮いちゃってます。事故シーンを無理やり入れ込まなくても一筋の煙が昇る、といった感じで表現してしまってもこの映画では良かったのでは。
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