「夏休みに観た2つの映画」フェラーリ agemakiさんの映画レビュー(感想・評価)
夏休みに観た2つの映画
日比谷シャンテで、午前中に役所広司主演の「PERFECT DAYS」を観て、午後に「フェラーリ」を観ました。
休日割引デーなので、どちらも客入り良かった。
2つの映画、主人公の生き方が、正反対過ぎる、そしてどっちも極端に振り切り過ぎる。
かたや、独身(過去は不明)で、地味な清掃員業務の毎日の中にささやかな幸せを見出して淡々と生きる、足るを知る的なハッピーライフに、思わず観ていて憧れてしまう。赤貧重労働で実際には真似しやしないだろうし出来ないだろうけど、だからこその「なんだか、いいなぁ~」がある。
そして、華やかな自動車業界で、命懸けのカーレースに挑む男。王族や芸能人との交流、どこ行くにも記者に付きまとわれ、新聞に載ってしまう。愛人との二重生活、資金繰りに綱渡りの経営。セレブの派手な生き方に、心を持っていかれる。真似したくても真似の敷居が高過ぎて共感のしようもない。
「脳内アドレナリン出放題で本人もどうしようもないんだろうな」としか、言えない。
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