「期待度○鑑賞後の満足度◎ 車(乗ってますけど)に疎いのでフェラーリ社の車がどれ程名車なのか知らないけれど、名車であれば本作はそれに恥じないくらいの堂々とした出来。」フェラーリ もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
期待度○鑑賞後の満足度◎ 車(乗ってますけど)に疎いのでフェラーリ社の車がどれ程名車なのか知らないけれど、名車であれば本作はそれに恥じないくらいの堂々とした出来。
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①マイケル・マンの演出がこんなに上手いとは思わなかった。冒頭から佳作になるのではという予感。
始まって十数分しか経たないのに、説明的な台詞やモノローグもなしに、映画の中の状況や背景が分かる話術の巧さにも感心した。
②アダム・ドライバーは同じイタリア人役でも無駄に長いだけのグッチ映画のグッチ役よりずっと板についている役作り。
しかし、それ以上に感心するのはペネロペ・クルスの名演。その演技の安定感はもとより、(ラウラとしての)ラストシーンでは、フェラーリとビジネスパートナーとしての意地と共に、フェラーリの妻であり(フェラーリ家の後継ぎになる筈だった)亡き息子の母親として女の意地を見事に演じている。
シャーリーン・ウッドリーはイタリア女性に見えないところが難だが、ダークなペネロペ・クルスとは良いコントラストにはなっている。
しかし、少し見ない間にすっかり大人の女性になりましたね。
パトリック・デンプシーの出演にはビックリした。
③本作の忘れ難いアクセントとなっているパンクして跳ね上がったフェラーリ社の車が沿道の人々をなぎ倒すシーンの迫力。どんな風に撮ったのだろう。
鳥肌が立ちました。
*本作の内容とは全然関係ないですけど、車は人を殺せる機械でもあると分かって乗ってる人はどのくらいいるのだろう。
ともかく安全運転を!
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